せやから言うたやんけ。【赤木路成】

じゅう ページ11

赤木side

(昼休み)


赤木｢姫乃が変なんや！！！！！｣




北｢うっさいで赤木｣




大耳｢いつも通りに見えとったけど？｣




尾白｢せやせや〜。なんも変わっとらんやろ？｣






姫乃はクラスの女子と学食行く言ってたから俺は信介達に姫乃の事を相談する事にしたんや。





北｢ほんで？何処が変なん｣




赤木｢あのなぁ……｣

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遡ること

(朝)


赤木｢姫乃、現代文のワー…｣




姫乃｢ワークなら持ったで？あ、折りたたみ傘も一応入っとるから｣






(1限目終了後)


赤木｢この後の政治・経済、小テス…｣



姫乃｢範囲教科書78ページから80ページやろ？路成分からないとこあるん？教えたるで｣






(2限終了後)


赤木｢なぁこの後の英語演習、電子辞…｣



姫乃｢電子辞書ならちゃんと持ってきとるで？電池も充電済や｣


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赤木｢っつー訳や！！｣




北｢姫乃成長したやん｣




いやいや、成長したかもしれんけど……
なんかこう、寂しいっていうか……




大耳｢寂しいんやろ？｣




赤木｢別に……そないなこと………あらへん………わけないやろっ………｣ﾑｽｯ




尾白｢お前は親鳥か！？｣




北｢せやで。姫乃やっていつまでも雛鳥なわけないんやから何時までも赤木に頼っとるわけないやろ｣




赤木｢そうかも、しれへんけど……｣




尾白｢泣きそうやな……ぷッ………｣




大耳｢笑ったら可哀想やろ｣




なんやねんお前ら俺の事馬鹿にしとんのか…

人が真剣に悩んどるのに…………

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