よんじゅうなな ページ10
センラside
子供の体力って凄いな。
鬼ごっこして、かくれんぼして、ブランコ押してー！って言って、滑り台一緒に滑ろ！って。
流石の俺でも無理だわ。
せ「Aちゃん、そろそろ帰ろう。」
「うん。」
せ「楽しかったね。」
と、言いながら事故が合ったところまできた。
Aちゃんの表情が曇ったのは誰でもわかる。
「うん。...このくらいの明るさだった。お父さんが死んだ時も。」
せ「そうなんだ。」
今は、４時くらい。
同じくらいの明るさっていうからこのくらいの時期だったのかな。
「お願いだから、事故らないでね。」
せ「うん。」
と、無事、電車に乗ることができた。
せ「疲れた？まだ歩ける？」
「うん、まだ歩けるよ。」
せ「元気だな〜。」
「彼方が帰ってきちゃうから、早く帰ろ！」
せ「..(笑 うん、早く帰ろっか。」
貴方side
千羅と帰ってる時だった。
もう少しで家だった。
一台の車が私達に近づいてきていた。
せ「Aちゃん、危ない！！」
と、私を助けてくれた、千羅。
_____________________なんで、私を守るの。
「千羅、千羅！！！」
と、千羅の電話で警察に連絡した。
あと、渉に。
家の近くだったからすぐ来た。
「渉、ごめんなさい。私のせいで、私のせいで。」
う「Aちゃんのせいじゃない。俺らも一緒に着いてくよ。」
「うん。」
うらたside
センラが撥ねられたって聞いてビックリした。
先「折原くんは頭を打ってるけど命に別状はないよ。」
う「そうですか、ありがとうございました。」
先「しばらくは入院することになるます。」
う「はい、わかりました。」
う「センラ、生きてるって。でもしばらく入院するって。」
「千羅、生きててよかった。」
しばらくしたら皆来た。
「皆、ごめんなさい。私のせいで。私のせいで。」
って言ってたら、志麻が頭を撫でながら抱きついてた。
し「センラも俺らもAちゃんのせいだなんて思って無いから、そんなに責めんな。センラ、生きてるんだよ、また一緒に生活できるんだよ。そんなこと言ってたら、センラ、悲しむよ。」
ま「そうだよ、志麻の言う通り。Aちゃんは悪くないから。」
そ「うらたから色々聞いたけど、Aは悪くない。だから、泣きやんで。」
「彼方..真冬、志麻。ありがと。」
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作者名：姫乃.。 | 作成日時：2018年1月4日 0時
