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鶴の十一声*奇跡の出会い ページ12

真っ白姫鶴side

稲瀬「ふぃー…あらかた撮ったし、それじゃ本題ね。」



一眼レフカメラを床に置き、稲瀬様が座った。
それと同時に、私達も彼女の方を向いた。





稲瀬「どうして、姫鶴一文字が二振りいるのかな?
姫ちゃん達からは50年前に居なくなったって聞いてたんだけど。」

一期『あの!どうして五十年前の話になるのですか…?』




…やはり、それに触れるよね。
しょうがない。私だって聞きたくなる。


皆の視線が私に向く。
私はそれを振り払うかのように前を向いた。




姫鶴「……かつて、姫鶴一文字は五十年前まで当たり前にいました。


しかし、刀剣女士でありながら高い能力を持っていた故、


酷使させたり、夜伽をさせたりで…私以外の私は皆折れたと聞いています。



…現に私も元々、ブラック本丸の刀でもあります。
夜伽は必死に拒んだものの、辛い思いをしました。



幸い、前任である千秋様のおかげで、今はこの本丸にいます。



そして千秋様は言いました。『政府の警備がしっかりするまで、
二度と姫鶴一文字を顕現させるな。』と。」




辛気臭い話をしてしまい、申し訳ございませんでした。
私は頭を下げる。

皆さん、驚いているな。
…ああ、また血の臭いを思い出しそうになった。




麻里『さっきさにペディアで調べてみたんだけどさ、

【しかし政府の警備を強化した現在、もう一度姫鶴一文字を一振りだけ
実装しようという事になり、姫鶴一文字が実装された。】

じゃあそれが…』


姫鶴『私…という事ですね…』




五十年前唯一生き残った私、

また新たに一振りだけ実装された私、



これは、きっと奇跡の出会い…とでも形容すべきことなんだろう。


だから…



姫鶴「同じ姫鶴一文字同士、仲良くしよう?…えーと、鶴って呼んでいいかな?」

姫鶴『は、はい!…あ、敬語はやめた方がいいですかね…?』

姫鶴「どっちでも!無理に止めるつもりはないしね。」

姫鶴『…姫は優しいね』

姫鶴「ごめん普通に照れそうだから止めて」



彼女…鶴には辛い思いをしてほしくない。




私は私が守らないと。

鶴の十二声*仲間は万能→←鶴の十声*絵になる…



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はる - 何だろう、、わかるようでわからない、、、 こちらこそコメント返しありがとうございます。 (2016年10月8日 15時) (レス) id: f942a4b8b2 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - はるさん» 稲瀬「いやいや違うんだよ!別に私は胸が揉みたいわけじゃない!そこに胸があるから揉みに行くんだよ!」姫鶴「すみませんコイツ馬鹿なんです!!!」コメントありがとうございます! (2016年10月8日 13時) (レス) id: abb1e24d8b (このIDを非表示/違反報告)
はる - 稲瀬ちゃんだれもが羨みそうな胸あるんだから自分の揉めば良いのに、、、 (2016年10月8日 12時) (レス) id: f942a4b8b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫鶴一文字親衛隊一同 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuduki271/  
作成日時:2016年10月1日 19時

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