幼馴染49日目 ページ2
結局4限までいた隣にいたレオナさん。おかげでずっと私たちの席の周りに人は集まらず。
ずっと寝ていたレオナさんだったが、授業が終わった途端、目を覚ました。
シン、とししていた教室にチャイムの音が鳴り響く
「おい、お前昼は」
「ヒメカお昼を」
さて、B組いくか。と席を立とうとした途端両サイドから絡まれ、一瞬動きを止める
ニコニコしているルークと珍しく眉間にシワの寄っていないレオナさん
……何を企んでいる
さっきから二人の間には妙な空気が流れる空気はなんなんだ。…まぁ、いつも穏やかな空気って訳でもないけど、何だか今日は少し変
『お昼はケイトと食べる』
私がそう伝えれば2人して少し驚いたような顔をした後、すぐに先程同様の表情に戻る
「そうか、ならば仕方ないね。また今度誘うよ」
「チッ、仕方ねぇラギーを待つか…」
『…え?今パシリにしようとしてたの?』
「…」
黙りかよ!
大欠伸をかきはじめたレオナさんに呆れつつ私も準備を始める。
危ない危ない。危うくパシられるとこだった…
自分の荷物をまとめ、ロッカーにしまいB組へと急ぐ
もしかしたらイデアがいるかもしれないし、いたら返信しろと一言申してやりたいのだ。
まぁ、どうせタブレットだろうけど
『…』
試しにB組の教室の中を覗いてみた。
「飯行こうぜ!」
「今日はデラックスメンチカツ買うぞ」
「あーねっみぃ」
いないな。
合同授業だったのかやたらと人が多く、次々と教室から生徒が出ていく
そんななか見覚えのある髪色を発見
『ケイト』
「あ、ヒメカ!もう来たの!?」
友人と話しているケイトを見つけて、少し離れたところから声を掛ける
ここからでは何を話しているのかは聞こえないが、なかなか抜けだせないのかこっちに来そうで来ない。
大変だなぁ、なんて思いながら教室中を見渡すもイデアらしき姿はもちろんなく、タブレットですら見当たらなかった。
クソ、遅かったか
放課後に寮の部屋に凸ろうと思っているのでその時にでも文句を言ってやる。
もやもやとした気持ちのまま、ゲームでもしてようかとスマホを取り出すと不意に膝の裏を突かれる感覚、膝での支えを失い膝から崩れ落ちる
『ドワッ』
シンプルに何事
何者かによって支えられ、地面に膝をつくことはなかったが心臓がバクバクと音を立てている
「ぷっ、ククッいい反応だな」
569人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふわな - コメント失礼します!更新大変だと思いますが、応援しています!! (2021年11月14日 12時) (レス) @page43 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 更新ありがとうございます!尊い〜〜〜結婚してくれ〜〜〜〜〜!!!! (2021年10月28日 10時) (レス) @page37 id: 9ddbd12039 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 修正コメント失礼します。77日目が消えています。 (2021年10月17日 0時) (レス) id: daa16f4a74 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 更新ありがとうございます!最高です! (2021年10月6日 21時) (レス) @page27 id: 9ddbd12039 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - 訂正コメント失礼します。幼馴染60日目のディアソムニアあるあるとありますが、イグニハイドあるあるではないでしょうか? (2021年8月25日 21時) (レス) id: 2aba3889f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沼ってます | 作成日時:2021年7月9日 22時