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ページ8

炭治郎 視点






「カァー!手紙ィ手紙ダァ!」





 任務帰り、善逸と伊之助と共に藤の花の家へと帰る途中で俺宛の手紙が届いた。






「炭治郎、誰からの手紙?」






「えーと………あ、ヒメカさんからだ」





「な、なにぃぃぃぃ!?!お、おまっお前炭治郎!お前いつの間にヒメカさんと文通のやり取りなんてしてるんだよ!!」



 

「うわぁぁぁ!落ち着け善逸!!」





 肩を捕まれぐわんぐわん、と善逸に揺すられ脳が揺れる。
 ちょっ、うぇっ酔うぞこれ


 必死に善逸を落ち着かせるために軽めの頭突きを食らわせる。痛みに悶える善逸をよそにその隙に手紙に目を通せば両方から善逸と伊之助に覗きこまれた。





「ヒメカの奴弱音はいてんじゃねぇか!情けねぇなぁ!!」





「は?いやこれどう考えても弱音じゃないでしょ、馬鹿なの?」




「んだとコラッ!!」






 取っ組み合いを始めた二人を止めつつ、手紙を懐へしまった。

 内容はこうだった。





『竈門炭治郎殿

 久しぶり炭治郎。突然だが聞いてほしい。なにも言わずに聞いてくれ。
 今日の任務で子供の悪意のない鬼がいた、だから限界が来るまで一緒に散歩してたんだ。そしたら蛇柱と遭遇しちゃって間髪いれずに頸切を切ったんだ。そんで、なぜさっさと鬼を切らないのか、って……言われてしまった。

 このイライラどうしたらいいと思う?

 求·対処法


  無柱 浅岸ヒメカ』




 相当心にきてるんじゃないか、これ……
 
 
 普段愚痴や弱音を口にしない人だからこんな相談されたのははじめてだ。
 いや……前に二人で良い鬼について話したときにも愚痴いってたっけ


 

 

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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , 冨岡義勇   
作品ジャンル:恋愛
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます!完結できるよう頑張ります! (2020年4月28日 8時) (レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します!面白いです! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沼ってます | 作成日時:2019年11月27日 15時

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