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二十五 ページ25

「ほ、本当ですか?!」






「うん」





「ありがとうございますっ」








 興奮気味の彼女は目に涙を浮かばせるほど嬉しいのか喜んでくれた。弟子、といってもいったい何をすれば…………、内心不安でしかないが引き受けた以上腹を括ろう。うん。



 これで一件落着、と畳終わった服を枕元に置いた途端、スパーンッと勢いよく襖が開いた。









「ちょっとまってください!!」









 襖の奥には襖を開けた体制で止まっている風呂上がりの霧島がいた。……………嫌な予感がする









「ヒメカさん俺も弟子にしてください!」









「無理」








「そ、そんなっ」









 




 絶望したような顔になった霧島が近くに来てさりげなく手を握ってくる。ゆ、指まで絡めてきやがるっ……





 こんなときでも抜かりない霧島の手を無理やり引き剥がし、背筋を正す。









「何故ですか?」







「そもそも君は鬼殺隊じゃないよね??」







「あ……………」









 


 絶望したような顔になる霧島に若干、若干ね?心を痛めてしまった。
 年下だってわかってからどうにも甘くなってしまいがちなのだ。…………忘れてはいけない、彼はちょっと危険なところを持っているということを。









.








.









 翌朝、目を覚ましたとき既に霧島の寝ていたはずの布団は綺麗に畳まれ彼の姿はなかった。









「もしかして拗ねて帰ったとか………?」






「いえ、アイツはそんなことじゃ諦めません」







「だよね……………」

二十六→←二十四



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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , 冨岡義勇   
作品ジャンル:恋愛
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます!完結できるよう頑張ります! (2020年4月28日 8時) (レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します!面白いです! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沼ってます | 作成日時:2019年11月27日 15時

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