十三 ページ13
「うまい!うまい!うまい!うまい!うま」
「…………(ノイローゼになりそう)」
「む、箸が進んでないな!食欲がないのか!」
「いや、そういうんじゃないっす」
藤の花の家の風呂を借りたあと、煉獄さんと二つの盆が置かれた部屋へ案内された。
私が席についてすぐ「いただきます!」からの「うまいうまいうまい」。あ、待っててくれたんですね、ありがとうございます。
それに続いて私も食べようと思ったのだが……
「(煉獄さんの食べっぷりがえぐい)」
何回見ても思う。どんだけ食うんだよあんた
私が味噌汁を啜っている間にご飯を三杯もおかわりをしたかと思えば、おかずのさつまいもの甘露にが消えていった。
…………ちゃんとご飯は噛みましょう。
煉獄さんの健康事情とこの藤の花の家の家計が心配になってしまう
「…………(平均で1ヶ月鬼殺隊が十人泊まりに来るとして、そのときのご飯の量が煉獄さんの食べている量の……)」
もんもんと割りとどうでもいいことを考えてしまい、手が止まっていたのかもう一度煉獄さんが私の方を見た
「………もしや、心配事でもあるのか?」
「……はい(この藤の花の家の食費が火の車ではないかと)」
「そうか……だがしかし大丈夫だ!心配はいらん!」
「でも、(この藤の花の家に)もしものことがあったらって思うと」
「もしも、何かあったときには相談すればいい!俺がいつでも相談にのろう!」
「(あんたが原因なんだから)そんなの無理ですよ………」
「よもや……俺はそんなに頼りないだろうか」
「(いや、だから)原因を解決しないと私は安心できないんです」
「そうか、だがしかし。まずは君の心の休養の方が大切だ。先程の男は俺が柱の皆に伝えておいた、困ったことがあればいつでも言えば良いさ!」
「え?」
「む?」
ずれていく________☆
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます!完結できるよう頑張ります! (2020年4月28日 8時) (レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します!面白いです! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沼ってます | 作成日時:2019年11月27日 15時