昔話(優太編) ページ14
◇
side 優太
『岸くん!唐揚げいる?』
雑誌撮影を終えて楽屋に戻れば
いたずらっ子のように眉毛を上下させて俺にそう言うさく。
「えっ、ガチ?」
『ガチ!』
お昼の弁当の唐揚げを器用につまんで俺の皿に移すと、満足そうにニヤけて。
廉「唐揚げ弁当の時、必ず1個は優太にあげるのってなんなん?」
勇太「それ!俺も気になってた」
『岸くんね?唐揚げあげたら優しくなったの』
「バカっ、ちげーから!!」
紫耀「単純かよ笑」
海人「あひゃひゃひゃ」
・
・
・
みんなが最高に仲悪かった氷河期時代
『かいちゃん、じんくん!』
喋ることすらままならない俺と違って、名前を呼んでもらえてあんな可愛い笑顔で笑ってもらえる海人と神宮寺が
簡単に言えば、羨ましかっただけ。
俺がどれだけ仲良くなりたいって思ってもなれないのに
2人は既にもう仲がよかったから。
あの頃の紫耀や廉、いわげんみたいに、俺はさくを認めてなかったわけじゃない。
ただチキンだから、自分から話し掛けられずにいただけ、。
そんなさくと何か話すきっかけがほしくて
何か自分と共通点がないか、さくが食いつきそうな話題がないか
いつも観察して話し掛けるタイミングを見計らってた。
『あ、あのっ!
もしかして唐揚げ食べたいんですか?』
その日の観察は、ちょうどお昼の時間
唐揚げとカレーが並べられ、みんな自由にとるスタイルで。
俺は話し掛けるための話題を探してたのに
食べるところをずっと見られてたせいか、唐揚げがほしいんだと勘違いしたさく。
しかも俺、その時カレー選んでたから尚更
『私、もう食べられないのでもらってくれたらありがたいです!』
「じ、じゃあ貰います」
実際、唐揚げなんてどうでもよかったし別に食べたいわけじゃなかったけど
このチャンスを逃せば話せない、そう思った俺はすぐに唐揚げを受け入れたんだ。
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ひめ(プロフ) - miku_O_dayさん» こんばんは!廉くんとのデートをQueen&Princess4で書かせて頂きました!!遅くなってしまい、申し訳ありません(汗) もしよかった見てくださいね☆これからも応援よろしくお願いします!! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - ひめさん» リクエストありがとうございました!!移行先の方で書かせて頂いているので、よかったらチェックしてみてください☆またリクエストお待ちしております!! (2019年10月6日 13時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - Konaさん» わざわざありがとうございます(*´罒`*)なんか中途半端に終わりましたが、また続きを書く予定なのでよかった見てください! (2019年9月28日 12時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
Kona(プロフ) - ありがとうございます!とても面白かったです^ ^ (2019年9月28日 10時) (レス) id: 3ccb0cad1c (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - Konaさん» コメントありがとうございました!移行先の3の方で、書かせて頂きました☆*°あんな感じでよかったでしょうか、、?移行先でも応援よろしくお願いします!! (2019年9月28日 10時) (レス) id: 2ffb972cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひめ | 作成日時:2019年8月3日 4時