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あなたside
あ「...あまりウチの子で遊ばないでくれるか?ほら、早く話せ。」
ド「フッフッフ、つい反応が面白くてなァ。」
ドフラミンゴの手を払い、威嚇している双子の頭を撫でた。
舌なめずりして獲物を狙うような笑みに眉を顰める。
某ピエロルックの彼を連想させる。
私はその想像を振り払い、さっさとしろ、と視線で促すとドフラミンゴはようやく本題に入った。
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ド「______俺の“ファミリー”になれ。」
...そう来たか。
原作に目を通している私からしたらあまり受け入れ難い条件である。
勿論、ドフラミンゴが企んでいる事も、彼の過去もファミリーの事情も存じ上げている。
いや、原作を読んでいなくとも直ぐにYESとは言えなかっただろうな。
ファミリー、それは家族を指す。
私の家族はこの子達、そして白ひげ海賊団である。
家族となったからには嫌でも情が湧いてしまう。
例えその者達が間違った道を進んでたとしても、敵対位置にいたとしてもそれは変わらない。
だがそれを正してやるのが“家族”としての役目なのだろう。
正してやる...か。
私にそんな大層なことは出来ないが、無駄に散る救える命は救えるんじゃないか。
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ド「...ファミリーに入るだけでいい。どうだ、悪い話じゃねェだろ?」
あ「そうだな。だがお前に何のメリットがある?」
ド「...フッフッフ、言っただろ?俺は機嫌が良いんだよ。それとも何だ?他のこと_____」
あ「それでいい。...が、お前達の意見が聞きたい。」
私は視線を亜瑠達に移すと、彼らは想定外とでも言うように目を見開いた。
カ「A様がいいって言うなら僕もいいよ。...ま、不本意だけど。」
羽「そうですね、A様との時間が減らないんでしたら喜んで。」
亜「俺もです。...それに、何か企んでらっしゃるんでしょう?」
こそりと耳元で囁いた亜瑠に私は軽く目を見開き、ニヤリと口角を上げる。
私はドフラミンゴに向き直り、薄く笑う。
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あ「ってことだ。私達をファミリーに入れたからにはそれ相応の覚悟はしておけよ。」
ド「っ、フッフッフ...イイぜぇ!!そうこなくっちゃなァ!!」
私を巻き込んだからにはタダでは済まないと思えよ、ドフラミンゴ。
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ユキ - 123に見聞食って書いてあるんですけど見聞色じゃないですか?間違ってたらすみません。 (2019年5月5日 22時) (レス) id: 2a5165e334 (このIDを非表示/違反報告)
雨桜狐(プロフ) - すみません!番外編の続きのやつ兄弟となっていますが、兄妹では??見間違いだったらごめんなさい!! (2019年3月21日 16時) (レス) id: 685a53fe80 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - きなこ餅さん» こちらこそありがとうございます! (2019年1月27日 14時) (レス) id: 210da32633 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ餅(プロフ) - 彩乃さん» ありがとうございます! (2019年1月27日 14時) (レス) id: b4a0b1078f (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - きなこ餅さん» いいですよ!むしろ載せて欲しいです!笑 (2019年1月27日 13時) (レス) id: 210da32633 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか王子 | 作成日時:2018年12月11日 17時