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ＮＯside
セ｢いよいよだ。Aが消えた今海軍の看板は地に落ちたも同然。名誉を回復するチャンスだ。｣
分かってるな？と威圧的な口調で、元帥は目を鋭く輝らせる。
珍しく海軍幹部が全員終結しているこの状況で、各々は複雑な気持ちを抱えていた。
確かにAが死去してから海軍は失態続きだった。
だが、兄弟をもってして威厳を取り戻そうというのはあの世の彼女に叱られてしまうのではないか。
...だけど、自分は海軍の人間だ。
立場上私情を挟んでもいられない。
各々が覚悟を決め、想いを心の奥にしまい込む。
．
ド｢フッフッフ、しみったれてんなァ。｣
セ｢...作戦はどうなった。｣
ド｢問題ねェよ。“アイツ”は此処には来れねェ。｣
唐突に現れた王下七武海の1人であるドフラミンゴは柱にもたれかかり愉しそうに口角を上げている。
その言葉に元帥は一言余計だ、と顔を歪ませる。
ドフラミンゴはそれをも見越した上で放ったようで、不敵に微笑んだ。
ク｢センゴクさん、“アイツ”って｣
セ｢お前達には関係無い。...行くぞ。そろそろ頃合いだ。｣
大将である青雉の言葉を遮り、元帥は広場の方へ足を進める。
セ｢それと、何があっても火拳のエースは殺せ。一瞬の躊躇いが己の命を危機に晒す。良いな？｣
まるで皆の心を見透かしていたような発言をした元帥に、弾かれたように肩を揺らす。
．
セ｢...例え＿＿＿＿＿＿＿｣
．
え？と聞き返そうとしたが元帥は広場へと颯爽と歩き去った。
自分達も持ち場に付かなくては、そう思ったものの元帥の言葉が引っ掛かる。
何を言おうとしたのだろうか。
だが流石は海軍の幹部。
雑念を振り払い、今は目の前のことだけに集中した。
...ただ一人、聞こえてしまった彼だけを除いて。
『例え...“アイツが現れたとしても”』
｢Aちゃん...｣
男は小さく呟き、脳裏に一人の少女を思い浮かべる。
元帥である彼が恐怖し警戒を怠らなかったのは彼女だけ。
男は首を左右に振り、淡い期待を胸の奥に封じ込む。
．
．
＿＿＿＿＿＿＿彼女はもう既に動き始めていた。
．
．
決戦の火蓋は切って落とされた
．
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ユキ - 123に見聞食って書いてあるんですけど見聞色じゃないですか？間違ってたらすみません。 (2019年5月5日 22時) (
レス) id: 2a5165e334 (このIDを非表示/違反報告)
雨桜狐(プロフ) - すみません！番外編の続きのやつ兄弟となっていますが、兄妹では？？見間違いだったらごめんなさい！！ (2019年3月21日 16時) (レス) id: 685a53fe80 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - きなこ餅さん» こちらこそありがとうございます！ (2019年1月27日 14時) (レス) id: 210da32633 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ餅(プロフ) - 彩乃さん» ありがとうございます！ (2019年1月27日 14時) (レス) id: b4a0b1078f (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - きなこ餅さん» いいですよ！むしろ載せて欲しいです！笑 (2019年1月27日 13時) (レス) id: 210da32633 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか王子 | 作成日時：2018年12月11日 17時
