思い出せない……？ ページ47
コマが、ツクヨミに気になっていた事を尋ねる。
「何で、Aちゃんのピンチにすぐ駆けつけられたんですか？」
ツクヨミが即答する。
「簡単な話じゃ。妾は守護神として、この者──Aに宿り、見守っていた。しかしAはYSPと申す不可思議な力を持っており、妾は全く出る幕が無かったが……遂にそなた達だけではどうにもならない状況が訪れ、妾の登場となった訳じゃ」
なかなか筋の通った説明である。
一同が納得する。
「そう言えばAさんがおじいさん達の事を話す時、『ツクヨミ様は有星家を守護する女神』って……」
マタロウの一言に、ツクヨミが頷く。
「うむ。いかにも、妾は代々有星家の者達を守護している」
Aは、先程から緊張しきった顔である。
自分の一族の守り神というだけあり、機嫌を損なわないようにしているのだ。
「まさか本当に会えるなんて思ってませんでしたよ……」
「そんな改まった口調でなくてもよい。気楽に接してくれた方が、妾も嬉しいぞ」
「そ、そうなんですか……？」
Aの緊張が、少しほぐれた。
ツクヨミへの質問コーナーが終わったところで、コマが言った。
「でも、あのUFOは……」
皆で揃って頭上のUFOを見上げる。
フブキも、合点のいかなそうな顔をしている。
「私達が戦ったのは、宇宙人！？」
……次の瞬間！
UFOの『N』の字から、眩い光が放たれた！
「お前達！そこから離れろ！！」
ラントがAウォッチのボールを回し、シールドを展開した。
「！！」
だかラントの忠告も虚しく、シールドで光が遮られたラント以外の全員が、UFOから放たれた光を浴びる。
その光はY学園の敷地中に広がり、そして……。
「……あれ？俺、どうしたんだ？」
ジンペイが不思議そうな口調になる。
コマも、自然と首を傾げていた。
「何でこんな所にいるのかな……？」
「えっと……Yサークルの謎を解いた所までは覚えてるんだけど……」
「誰かと戦って、ツクヨミ様が現れて……うーん……」
マタロウとAが、必死に記憶を辿ろうとする。
しかし、ある一定の所より後の記憶がどうしてもはっきり思い出せない。
揃って首を傾げるYSPクラブ一行を、木々の陰から密かに見ている者がいた。
Aウォッチのシールドのおかげで、記憶を保持する事ができたラントだった。
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ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» もう最高でしたね！しかも続編を匂わせてましたし……！……何ですかそれめちゃくちゃエモいじゃないですか！最高です！ありがとうございます！！m(_ _)m (2021年4月2日 21時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - かふぇもかさん» 了解しました！(￣^￣)ゞお願いします！！ (2021年4月2日 20時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 最終回おもしろかったですね！マタロウが最後にシンの経験談の話をするというのはどうですか？ (2021年4月2日 19時) (レス) id: b9853fe50f (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - ヒメアミさん» ありがとうございます！できたらボードの方に寄らせていただきます…！m(__)m (2021年4月2日 18時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - かふぇもかさん» はじめまして！！……え！？いいんですか！？むしろこちらからお願いしたいです……！かふぇもかさんの描きたいように好きに描いてやってください！！どうか是非……m(_ _)m (2021年4月2日 18時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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