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「もうダメかと思ったその時、イツキが結界から戻ってきたんだ！紫炎の良い心と無事合体できたらしく、イツキは“夜叉エンマ”に姿を変えていた。夜叉エンマは物凄く強かった。しかし、空亡も手強かった」
「それでそれで？」
「手強い空亡を倒す為に、じいちゃんは、妖怪ウォッチで日本中の妖怪達の力を集めた。その力は集まって大きな剣に変わり、夜叉エンマはそれを使って……遂に空亡を倒した！！」
「わぁ！」
Aがパチパチパチ、と精一杯拍手する。
「戦いが終わり、閻魔大王とぬらりひょんは妖魔界に帰っていった。……これで終わりかと思っていたら……」
「いたら？」
Aがその先を待ち望む。
「空亡はせめてタエだけでも襲おうとしたんだ。だがその時、タエの体から“月神ツクヨミ”が出てきて、空亡を浄化して消してくれた」
「月神ツクヨミ……」
Aが、聞き覚えのあるその言葉を呟く。
「知ってるのか？」
「うん！ママとおばあちゃんが、『ツクヨミ様は、代々有星家を守護してくれる女神様なんだよ』って！」
「そうかそうか」
祖父が目を細める。Aは慌てて急かした。
「それより、続き続き！」
「そうだったそうだった。……夜叉エンマはイツキに戻ると、『俺は一緒に帰れない』と言った」
「何で？」
「イツキは、閻魔大王になると決めていたらしかったんだ。勿論じいちゃんはイツキと一緒に行きたいと言ったが、イツキは『閻魔大王になったら迎えに来る』と言った。……じいちゃん達は橋の上で『俺達は永遠の友達だ』と誓いあった。そして、イツキは消えてしまった」
祖父は
「イツキはたくさんのことを教えてくれた。勇気とは何か、友達とはなにか。アイツに出会えて、本当に良かった」
「……そんな訳で、私はイツキさんの言葉を大事にしていて……って」
Aがそう言って話を締めるが、大号泣するメンバー達に一瞬面食らった。
「美しい友情、世界を救う戦い、そして別れ……」
「滅茶苦茶感動したぁ……！」
フブキとマタロウが涙ぐみながら言う。
「あっ、そう言えば！俺達、学園長に呼び出されてたんだった！」
「……は？」
ジンペイの突然過ぎる一言に、残りの面々が声を揃える。
「七不思議解決したから〜みたいな事言ってたな」
「早く言ってよ！皆、早く学園長室に行きましょう！」
「うん！」
A達は、焦りながら部室から飛び出した。
皆はまだ知らない。
今の話が、これから物語に大きく関わってくると言う事を……。
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ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» もう最高でしたね！しかも続編を匂わせてましたし……！……何ですかそれめちゃくちゃエモいじゃないですか！最高です！ありがとうございます！！m(_ _)m (2021年4月2日 21時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - かふぇもかさん» 了解しました！(￣^￣)ゞお願いします！！ (2021年4月2日 20時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 最終回おもしろかったですね！マタロウが最後にシンの経験談の話をするというのはどうですか？ (2021年4月2日 19時) (レス) id: b9853fe50f (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - ヒメアミさん» ありがとうございます！できたらボードの方に寄らせていただきます…！m(__)m (2021年4月2日 18時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - かふぇもかさん» はじめまして！！……え！？いいんですか！？むしろこちらからお願いしたいです……！かふぇもかさんの描きたいように好きに描いてやってください！！どうか是非……m(_ _)m (2021年4月2日 18時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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