0プロローグ ページ3
｢おはようございます､生徒会長!｣
「おはよう｡元気ね｡」
[･･･気持ち悪｡(ﾎﾟｿ]
｢おっはよ!｣
「おはよう菜乃花｡｣
｢珍しくAちゃんも一緒なんねー､どした?脅した?｣
[･･･今日は甘えたい､だけ･･･//]
「脅さないわよ･･･(呆)お姉ちゃんに好きなだけ甘えなさい!」(可愛い♪)
2人は今学校に来ている｡何時もは1人で学校へ来るAも一緒に｡クラスは違う為途中までしか行けないが｡
「A､サボっちゃダメよ?外へ出ていて遅れたって時だけ許されるんだからね!」
そう､Aはサボり魔の不良なのだ｡何時もは言われない事を言われ､少しドキッとする｡これはさぼれない､と思いながら｡クラスに着く｡近いのはAのクラスで､Aはクラスに入る前､雪穂に呼び止められる｡
｢A､昼休み生徒会長室へおいで｡一緒にお昼食べましょう｡｣
その言葉は､Aが言いたくても怖くて言えなかった言葉｡Aは頷く｡そして元気にこう言う｡
[お姉ちゃん､また後でね!](笑顔)
その笑顔は殆どの人に見せない､
「お兄ちゃんの作ったお弁当､食べようか!」
明るく言う｡Aは雪穂の隣へ行き､座った｡
「頂きます!」[頂きます･･･]
大好きな姉の雪穂と共にこれまた同じく大好きな兄の墮黒翔が作った弁当を食べる｡Aからすればこんなにも嬉しい事は無いだろう｡
「ちゃんとサボらなかった?」
[うん｡サボんなかった｡]
会話を繰り返す内に弁当は無くなる｡無くなると同時にAは雪穂に体を預け､眠り出す｡
「ふぅ･･･こんな所で寝ないでよー･･･まぁ､いいか･･･サボんなかったみたいだし｡ご褒美にしようかな｡｣(クス)
キーンコーンカーンコーン(予鈴)
予鈴が鳴る｡予鈴でAも起き､午後の授業へ｡
[もう少し､頑張る｡行ってきます､お姉ちゃん｡後･･･一緒に帰りたい(ﾎﾟｿ]
「フフ､サボんなかったらいいよ､頑張ってきな｡」
Aを雪穂は見守る｡その姿はまさに姉だった｡午後の授業も終わり､家へ2人で帰る｡2人の親は社長の為か多忙で居ない｡その日は喧嘩をせずに過ごせた｡
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作者名：sakuyahime | 作成日時：2017年12月22日 3時
