ご飯2 ページ4
Aside.
風磨くんが連れてきてくださったお店はすごく美味しくて雰囲気も良くて。
デコレーションプレートが出てきた時は本当に驚いた。
風磨くんは、優しい声で歌のプレゼントをしてくれて。
この年は、最高の1年になることが約束されたみたいだ。
風「Aちゃん?」
美味しいデザートを夢中で食べていると、風磨くんに名前を呼ばれた。
風「今日は一緒にいてくれてありがとう。お誕生日おめでとう。俺からの誕生日プレゼント、迷ったんだけど。」
「いいんですか!ありがとうございます!!!」
サプライズ続きだ。
「開けてもいいですか??」
丁寧に包装を解いて中をみると、そこにはシンプルなゴールドのバングルが。
風「地方に行ってた時に見つけたんだけどさ、Aちゃんに絶対似合うなって思って買っちゃって。」
「もう、ほんとすごいです風磨くん、すごく好みです!!! ありがとうございます!!!」
風「気に入ってくれて良かった。だけどね、俺もそれ見てたらバングル欲しくなっちゃって。俺シルバーのデザイン違うやつ買っちゃったんだよね。」
「え。笑」
風「だから、ちょっとだけお揃い笑 ごめん、嫌だった?」
「いえ、全然!! お揃いは嬉しいんですけど、私これ付けて大丈夫ですか?? ファンの皆さんとか勘の鋭い方気づきません??」
風「まぁでもかなりデザイン違うし、おんなじブランドだなとは思う人もいるだろうけど。まさかプレゼントだとは思わないよ笑」
「じゃあ、私の中で、勝手にこれはお揃いに近いバングルなんだと思える特権がついてるってことですね。嬉しいです。笑」
風「そう笑 喜んでもらえてよかった。」
風磨side.
いくらデザインが違うとはいえお揃いと言われたものを誕生日にもらうなんてキモいと思われるかなと思ったんだけど、喜んでくれてよかった。
「どんな服と合わせようかな〜」ってわくわく悩んでるAちゃんの様子は、プレゼントをあげた身としてはすごく嬉しい。
話もそこそこに、2人とも翌日お昼から仕事があるから、程よい時間にお店を立って、車に乗った。
Aちゃんから住所を聞いて、家まで送る。
「風磨くん、今日はすごく楽しかったです。プレゼントもサプライズも、ほんとに嬉しかったです。ありがとうございました!!」
風「楽しんでもらえてよかった。お誕生日おめでとう。後で家に着いたら連絡してもいい?」
「はい、もちろんです! 」
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作成日時:2018年3月10日 19時