通達。 ページ28
奥さんとギクシャクしたまま
シリーズも後半戦に差し掛かっていた。
阪神は首位の巨人を抜くため日々精進している。
でも、俺は不調なう。
最近雲の声も顔も見てへんからかなぁ〜と、
思ってたり・・・
こんなの言い訳に過ぎないけど
雲メーターがそこをつきそうだ・・・
西「とーりーたーにーさーんっ、矢吹雲って子知ってます?」
知ってるもなにも、片思い中の奴やん。
鳥「なんで?」
西「いやー、俺の弟の彼女が雲ってこの友達らしんすけど、
なんか心臓が弱いみたいで、東京の病院からこっちに来るらしいんすよ。
それが、明日だって話っす。」
は?
もーちょいゆっくり、話していただきへん?
鳥「どゆこと?」
西「だーかーらー、東京から明日大阪の病院に引っ越すみたいなんすっ」
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいっ
まじかよ。
やべぇ俺マジテンションが・・
鳥「まじでーっ、やったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
球場いっぱいに広がる俺の声。
聞こえない奴なんていないぐらいでかい声。
西「あの、今地方っすよ。それに、大阪かえるの明後日ですよっ」
鳥「あへ?・・・すっかり、わすれてたぁー」
俺としたことが、
喜びのあまり今日地方だと言うことを忘れてた・・・
でもまぁ?3連勝して逢いに行くって言うのもええちゃう?
鳥「よーしっ、地方3連勝するぞーっ」
さっきよりもっとデッカイ声で
・
・
雲に聞こえるように
・
・
勝利を誓う。
20人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うさぎ | 作成日時:2014年1月7日 20時