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「あっ、菜々子」


「ごめんね、雪音。戻るの遅くなっちゃった」


「ほんとだよ。記録ノート2日分ね」


「ええ〜…!」


「で、どうだったの」


「え?」


「篠原くん」


「あ、篠原くんね」








さっきまで一緒にいた篠原くん。






『またね』







安心するあの温かい笑顔で、そう言って別れた。



もう今は一緒にいないのに、なんだか足が地についてないみたいにふわふわしてる気分。









「私ね、し、篠原くんと、仲良くなりたいな」








そう言葉に出すと、じわじわと顔が赤くなるのがわかる。








「(ほーーーーーーーーん…?)




…ま、よかったね!」






「うん…!」









―――――――


――――――――――









「西海?どした?」


「…なんでもねーよ」


「…?」


「先輩?どしたんですか?」


「ん?あー…、西海がなんか変なんだよ」


「え?キャプテンが?」


「珍しーよなー…」









―――――恋が始まります――――――

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作者名:向日葵 | 作成日時:2016年2月3日 10時

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