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「こんにちは、百瀬さん」
「……。」
「………どちら、様でしょうか………」
クラスメイトに呼ばれて、廊下に出てみたら そこには知らない男の子がいました。
「そうだよね、初対面だもんね。俺、2年S組の篠原 旭です」
「しのはら、あさひ…?」
「S組、校舎違うしわかんないよね」
「は、はい…。何か御用ですか?」
「ううん、用ってほどじゃないんだ」
「え?」
「百瀬さんの事、気になってるから 仲良くなりたくて声掛けに来た!」
にっこり、と。
名前の通り 朝日みたいな笑顔で 彼はそう言い放ったのです。
「…え?」
きっと、この時の私はとても間抜けな顔をしていたと思います。
だって、お昼休みに友達とご飯を食べていて、いきなりこんな告白まがいなことされるだなんて、私の乏しい想像力では決して思い浮かばないですから。
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作者名:向日葵 | 作成日時:2016年2月3日 10時