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わぁ。




夜。



お散歩に行こうとしただけなのに







目の前には一体の鬼。






「稀血!稀血!!!」




と気が狂った様に繰り返す鬼に







「残念ですね。私は戦えるようになりました。」







と笑顔を向ける。








私に向かって伸びてくる鬼の腕を斬り落とす。





何度も何度も。





これじゃあキリがない。





すると




ざっ




と頸が斬れて落ちた。







鬼殺隊の人が駆けつけてくれて、頸を斬ってくれた。









そう。私は頸が斬れない。









まだまだ弱いのです。





強くならなければ。





そうです。





特別な稀血の私は



守られる



から




守る



側に移ることを決めたのです。

壱→



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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月17日 22時

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