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二宮side
ーーチー…ン
一階でエレベーターを降りると
そこは広いロビー
薄暗いけどところどころに間接照明がついている
時間はもう深夜2時をまわっていた
いったいあいつどこ行った…?
キョロキョロ辺りを見渡してると
ーーピッ
ガランガランッ…
…?
誰もいないフロアに自販機の音が鳴り響く
誰かいる…?
Aか?
自販機コーナーに目を向けると
そこには増田がいた
えっ…?なんであいつが…?
ヤバイっこっちに来る…(汗)
反射的に壁に隠れる
……。
なんでオレ隠れてんだ…?
〇〇「ーーックシュン…
増田「大丈夫?寒い?」
今度は誰かのクシャミが聞こえて、
そしたら増田は聞こえたほうに駆けよって上着を誰かに着せていた
ーーん…?誰と…
もしかして…
ーー!
壁越しに覗きこむと、そこには増田に抱きかかえられるようにソファーに座っているA
やっぱりか…
山田言っちまったのかな…。
どーする…声をかけるか…?
増田side
ソファーにAをかかえながら深く座って
何度も触れるだけのキスを交わす
ここに着くまであんなに不安だった自分の気持ちはあっとゆーまに浄化されて
今はただひたすらこの温もりに安心感を感じる
「でも驚いた…。Aが帰国してたなんて…。
山田も二宮さんも誰も教えてくんないんだもん…
A「山田さんも知ってたんだね…。
カズ兄が知らせたのかな?」
……。
「ーーAは知ってたの?あの人がうちの事務所の人って…。」
A「うん…。ごめんね…?なんか言うタイミングなくて…w」
タイミングって…
なんだかその一言がシャクにさわる
「そんなの…。いつでも言えただろ?wあんなに一緒に居たんだしさ」
気にしてない風に笑ってみる
A「でも言わないほうが良いのかなって。
それにカズ兄も言ってほしくなさそうだったから。
あ、それより
「っなんだよそれ。」
思わずくっつけてた身体を引き離す
A「え…?
「なんであの人にそんな気使ってんだよ。
馬鹿じゃないの
A「なっ…。そんな言い方しなくても
「お前あれだろ?オレがロケでここにいる間にあの人とオレの話とかしてたんだろ?
別れろってその時言われたんだろ?
A「違うっ…!カズ兄はそんな事言ってない!」
またカズ兄かよっ!
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年2月10日 21時