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櫻井side
夜7時
今晩はホテルから30分ほど離れた居酒屋でかずなりと２人で呑むことにした。
かずなりからは『Aも誘わないの？』って聞かれたけど
たまにはいーだろ？男２人でサシも。
それにオレにはどーしても確かめたい事がある。
あの1093号室のダストボックスに入れられていた水色の箱。
なんでこいつの部屋にあったのか…
二宮「ーーっプハァーっ。やっぱりオレには居酒屋ビールのほうが性に合ってるわ♪
「いい呑みっぷりだなw」
聞けない…(汗)
お前がAのネックレス捨てたのかなんて(汗)
二宮「あ、そーいえばさ。今日行った港デパートに増田来てたよ。
「えっ、なんで？
二宮「公開ラジオ収録のゲストで呼ばれてたんだと。
「そーなんだwじゃ結局２人会っちゃったんじゃない？
二宮「そーなんだよ(汗)せっかく連れ出した意味なかった(泣)
でもあいつ偉かったよ？
ちゃんと増田の事応援したいからって最後まで声掛けなかったんだから。
「へぇ…。そーなんだ…」
意外…。あんなにニューヨークでは毎日毎晩会いたいって言ってたのに
二宮「増田も今いい感じでさぁ。他の仕事も絶好調なの。
Aもニューヨーク研修うまくいってるらしいし？
もーこの際いいと思うんだよね〜終わっても」
ーーえ？
「…w何言ってんだよ…。
お前、サトシとの約束を反故にする気か？
二宮「いやそーゆうわけじゃねーけどさ。
三年後、Aが日本に戻ってきたら増田には会わせてやるつもりだよ。
でも、あいつじゃ無くてもいいんじゃないかって話。
「同じ事じゃないか。Aには…
二宮「増田じゃないとダメか？」
「ーっ…」
二宮「あいつじゃないと幸せになれないのか？Aは。
「それは…」
言葉に詰まった
それくらい
酒が入ったかずなりの目は真剣だった。
二宮「オレは増田をNEWSやテゴマスだけに留めとく気はないから。
あいつにはまだまだ可能性がある。
それはAだって同じだろう？
もしあの２人が最終的に結ばれて結婚するとき、お互いが足かせになるかもしれないとか
お前は考えた事がある？」
「……。
ごめん……」
気づいたらオレはかずなりに謝っていた。
何も考えていなかったのは俺のほうだったのかもしれない…
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年2月10日 21時
