疑惑… ページ27
櫻井side
「ーーあ、もしもし、櫻井です。
今どこにおられます？ーーえっ、もう外？(汗)
あぁ〜、実はいつものコーヒー豆きらしてしまいまして…(汗)
ーーええ。ーーはい、そうなんです…。
申し訳ありませんが買ってきてもらえます？
ーーはい、かずなりには後でちゃんと謝りますので…(汗)
よろしくお願いいたしますーーはい、失礼いたします…」
ーーピッ…
はぁ…
オレとした事が(汗)
社長お気に入りのコーヒー豆がきれてることを忘れるなんて…。
まだ時差ボケが治ってないんだろうか(汗)
ダメだダメだ
せっかくかずなりにAの事を任せたのにこのザマじゃ…
仕事しよ
清掃スタッフ「あの…櫻井さん、今よろしいでしょうか」
気を取り直して仕事用タブレットを見ていたら、
コソッと客室清掃のスタッフに声をかけられた。
「お疲れ様です。どうされましたか？」
聞くと
1093号室の客室清掃の際に回収したゴミの中に気になるものを見つけたという。
1093号室っていったら…かずなりの部屋かな？
気になる…。
不審物？
いやあいつに限って…
「そこは私の友人の部屋です。
何かいやらしい本でもありました？w」
いたずらっぽく聞くと、清掃スタッフは黙り込んだまま内容物が入ったトレイを差し出してしきた。
上に乗っているのは水色の小さな小箱。
ーーこれ…あそこのブランドだよな？
増田さんがAにプレゼントした。
いやでもあれはあの子が持ってるはずだし。
「これが…あいつの部屋に？
清掃スタッフ「確認のため中を見てしまいました。
申し訳ありませんが、持ち主様へお渡し願えませんでしょうか？」
え…。持ち主って…
「中開けてよろしいですか？
清掃スタッフ「はい…。
神妙な顔つきのスタッフを気にしつつ
ゆっくり開けると
小さなピンクダイヤが散りばめられたシルバーのオープンリングネックレス
内蓋には
『dearA
From貴久』
………。
これ…
あの子が捨てた…？
でもこれはかずなりの部屋のダストボックスにあったんだよな…？
どーゆうことだ…？
ーー♪
胸元にしまうスマホの着信音
こんなときにラインか(汗)
山田さん？
山田『Aさんは二宮さんと付き合っているんですか？』
ーーは？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり | 作成日時：2019年2月10日 21時
