ー ページ10
「お前の子どもの名前をオレが決めるの？？
高木「はい♪」
いやいや、はい♪ってお前…
「そんな、名前なんて一生背負ってくもんなんだそ(汗)？
責任重大じゃん(汗)
それにりささんだってさ…
高木「あいつも是非にって言ってました。
オレ、小山さんに憧れてこの業界に入ったんですから。」
高木はそう言って、コーヒーを差し出してきた。
高木…お前…
「〜〜(泣)
よし！今日は呑もう！コーヒーじゃなくてビールだっ
高木「ダメです。」
「そんな固い事言わずにさぁ
高木「ダメです」
「えぇ〜…
高木「ダメです」
くそ〜…。
でも…そっか。
どんな形になっても居てくれるんだと思えるのって
いいよね…。
増田side
深夜3時
ーーカチャ…
アパートの正面入り口の鍵を開けて中に入った
今日は朝からイベントの打ち合わせ、稽古、レセプションの打ち合わせ、東京から来てる雑誌の取材、稽古、稽古…
オレ多分昼から何も食ってないな…(汗)
もー…いーや。寝よう
今日はAとも朝しか会えなかったし
レセプションの打ち合わせでは社長もいるし
歌とピアノの合わせのときはお互い真剣モードになるし
近くにいても距離ってあるもんだね…。
まあ仕方ないか
明日はスタートが昼からだからゆっくり寝ちゃお〜…
そう思って自分ちのドアの前までくると
「ん？…あ…w」
ドアノブには赤い手提げ紙袋
Aだな…？w
そのまま部屋に入って、リビングで中を見る
サクラ色の小さな水筒と、お弁当
あとはりんごと手紙も入ってた。
『遅くまでお疲れ様でした♪
りんごだけでもいいから、ちゃんと食べてから寝るんだよ！』
ーー見抜かれていたか…。
でも今からそんなにガッツリは…(汗)
内心思いながらもお弁当を開ける
お…サンドイッチじゃん…。これならいけるな
さすが…。
結局
お弁当もりんごも全部完食
「ふぅ〜…。食った食った…。」
水筒に入ったホットティーを飲みながら、ソファーにもたれて天井を見上げる
この部屋にいるのもあと10日かぁ…
11月は１日目から東京で特番リハして
3日の特番終わったら夜行でこっち戻るのか
イベントの全体リハは実質あと5日
レセプションのリハの日数も少ない
でも
この街でオレにできる事を全てやりきらなきゃね…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり | 作成日時：2018年11月23日 17時
