ー ページ9
小山side
深夜2時
高木「ーー正気ですか…？あの大野社長って人…
「やっぱそー思うわな…。何もそこまでって感じはオレもするもん…。」
オレの部屋で、高木に大野社長からの手紙のコピーを見せた
もし付き合うなら…
もし付き合わないなら…
その内容は、どちらも増田を苦しめる内容だった
でも
たぶんあいつは…
高木「結局はこれを取るでしょうね…。オレの知ってる増田さんなら。」
片方の選択肢に指を指した
うん…。オレもそー思う…。
それは、増田と彼女だけが哀しむ選択
でも、もしも万が一でも増田が違う選択をしたら、その後のNEWSは今まで通り活動できるか？
形が変わってもNEWSだと誓い合った事は、ずっと守れるのか…？
「あのさ、もしだよ？もし、また前みたいに仕事来なくなったらどーする？
高木「……
「いや、まぁさ？お前も来年には新しい家族ができるわけだしさ。
これもいい機会かもしれないよ…？」
自分で言っておきながら、言うんじゃなかったと後悔する
こんな話、みじめだし…カッコ悪い…
そのまま俯いてると
高木「キッチン借りますね。
コーヒーでも淹れます
「おぉ。サンキュ…」
黙って聞いてと高木が席をたった
高木「……
「……」
淹れてる間、会話無し…
怒ったたな…。
そう思ったとき
高木「なんか不公平っすよねー…。ジャニーズって。」
キッチンからポツンと聞こえた
「なにが？
高木「だって…。オレら一般人が結婚するって言ったらみんな祝福してくれるのに
うちの事務所のタレントたちは恋人ができただけで叩かれる。
結婚しようものなら干されるタレントだっているじゃないですか
「まぁ…。そーだな…」
確かに…。
人気絶頂の時に結婚して、グループを解散して、その後テレビへの露出がグンと減った先輩もいたよな…
「オレは増田がどんな答えを出しても、あいつの居場所を確保したいと思ってる。
でもそれでお前の将来に影響するようなら
高木「オレの将来は自分で守ります。
それに、オレがあなたのマネージャーである限り、あなたの仕事がなくなる事はありませんから。」
ーー言い切られちまった…
「高木…。」
なんだか胸が熱くなる
高木「それにうちの子の名付け親にもなってもらいたいんで♪
「えっ！？」
なんだよそれ(汗)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり | 作成日時：2018年11月23日 17時
