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『お前ちょっとは周りの事も考えろよ。
いつまでもお嬢様してんじゃないよ
A『ーーっ!酷い!そんな事言わなくたっていいじゃない!
私だって好きで大野家に生まれたわけじゃないのに!』
ーーパチン
『コラッ、またそんな事言って』
とても軽く、彼女の頬を叩いた
正直ムカついてるけど
ここで険悪になっても仕方ない。
とにかく落ち着かせて、ゆっくり話して聞かせようと思って。
そしたら
A『〜〜〜!
もう貴久嫌い!!帰って!!』
だって…。
そーなったらもお今は何言ってもムダに思えて
『わかったよっ!じゃもう知らないからな!!』
そのままホントにオレは部屋から出ていった
回想終わりーー
今から思えば
あれはまさに売り言葉に買い言葉とゆうか
年下の子に対してオレも大人げなかったかなとも少し反省中…(汗)
でも、前に俺が言った事ちゃんと分かってくれてると思ってたのに
なんでまだ考えが改められないんだよ
この子は…(汗)
「……
A「……」
スタンドで櫻井さんがガソリンを入れてる間
後部座席に座る俺たち二人の間に会話は無し
ーーガチャ
櫻井「お待たせしました、アパートにお送りしますね
A「櫻井っ、港海浜公園寄ってくれる?」
櫻井さんが運転席に乗り込んだ途端、Aが突然口をひらいた
櫻井「……」
ーーカチ…
櫻井さんは何も言わずにシートベルトをしめる
A「このままじゃダメだから…っ。ちゃんと話するから…っ。
だから…。お願いします…っ」
俯いたままの彼女の声は、少し震えているように感じた
ー
ーーキキ…
櫻井「お嬢様、着きましたが…。二人とも降りられますか?
A「あ…。うん、ありがと、降りるね
「ちょっと待った。ダメだよ人いるじゃない。
また撮られたらどーすんだよ
A「そっか…。んー…どーしよ櫻井…
櫻井「そーですねぇ…」
…イラ
「A、自分で考えな。
櫻井さんにここまで連れてきてもらっといて更に頼ろうとするな。
櫻井さんもAが言うまで黙っててください
A「…っ」
櫻井「はい…」
目は合わせずに
それだけ言って、オレはシートにもたれた
イライラする
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作者名:ひまわり | 作成日時:2018年11月23日 17時