知り合いのお兄ちゃん ページ22
二宮side
港駅
今朝7時の新幹線に乗って、電車に乗り継いで夜の7時にやっと到着
やっぱり地元遠いわ…(汗)
ここと東京の往復を毎週増田にさせようとしていたうちの事務所はどんだけ鬼畜なんだよ(汗)
熱でたくらいで済んでほんと良かった…
さて、おーちゃんからのラインでは櫻井が迎えに来るってことになってたけど…
〇〇「かず兄〜〜！」
「ん？ーーおっ…と
A〜、久しぶりだなぁw」
呼ばれてすぐ抱きついてきたその子を抱きとめた
A「えへへ〜〜w１０年ぶりだね♪」
櫻井「久しぶり、かずなり。時間かかったでしょw
「あぁ、もぉめっちゃ疲れたわ…w」
櫻井は相変わらずスーツ似合う。
最後に会ったのはこの子が高校に入学する時だっけ
あの後すぐ留学して、オレも東京出ちゃったから全然会えなかったんだ
「お前いつ日本に帰ってきたの？
A「高校卒業してすぐだよ。なのにかず兄いなくなってたからすごいつまんなかったんだよぉ？
「寂しいじゃなくて？
A「つまんなかった。荷物持つよっ。
「はいはいw」
相変わらずのアウトオブ眼中だなwオレはwww
手渡した荷物を頑張って車まで運んでいくAの後ろ姿を櫻井と見ながら、
「あいつの仕草はいつまでもガキだねw
櫻井「言わないであげてw」
2人して笑ってた。
でも
今日はただ地元に帰ってきたわけじゃないからね。
この子と話をしないと。
櫻井「ーーかずなり、お前今日何しにきた…？」
櫻井の低い声が聞こえる
「山田から聞いたんだ？まぁお前が思ってる通りだよ
櫻井「彼を連れ戻しに来た？
「まさか。大事なイベント控えてんのにそんな事しないさ
櫻井「じゃ何を
「ーー頼みがあるんだけど、2人にしてくれない？彼女と。
メシの後でいいからさ」
櫻井「ーー内容による」
「そんな警戒すんなよ…w」
やっぱり…。
お前にオレの仕事教えとくんじゃなかったよ…
こいつには嘘つけないね…。
「大丈夫。今回はあの子と話すだけだから。」
それだけ言って、Aの元へ走っていった
大丈夫
この子を哀しませることはしないから…
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年10月28日 14時
