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宇髄先生、どっちですか? ページ10

炭「大丈夫だよ。

宇髄先生はAのこと

大好きだから」

善「そうそう!

もし、関係が悪化したら

俺のとこに遠慮なく嫁いでおいで!」

『ありがとう〜』



いい友達を持ったよ〜っ!


うん。

頑張って聞く!!

モヤモヤした1日なんて、

生きた心地しないもの!!!




ただ…、と

炭治郎くんは付け加える。




炭「宇髄先生は、ここでは “先生” だから

Aもきちんと

宇髄先生って呼ぶんだぞ」

『ハイッ』

炭「いい返事だ!」


さすが長男。

人を安心させてくれるし褒めてくれる。








美術室のドアを開け

宇髄先生がウキウキで入ってきた。



宇「今日も派手に授業するぞ〜。

お…。


今日から、可愛い転校生も一緒か」


目を細めて微笑む宇髄先生と目が合う。


一気に顔に熱が集中して

さっき消えたはずの緊張が

また押し寄せてきた。



宇「今日も、鑑賞プリントの続きな。

教科書の56ページのやつ。


ハーイ、はじめ〜」




鑑賞プリント!?

聞いてないよ、そんなの…!





『あ…あの、宇髄先生。

私プリントをもらってなくて』

宇「そうだよなぁ。

もらってないよなぁ。


…ちょっと、

ついてきてくれるか?」



ニヤニヤする宇髄先生の

2mくらい後をついて歩く。


宇髄先生が入って行ったのは

美術室から離れたところの

“用具室” と看板がついた部屋だった。


入っていいのかな。



『失礼しま〜す…』



中に足を踏み入れた途端に

さっき通ったドアがバタンと閉じ

驚いて振り返れば

宇髄先生がドアに寄り掛かって立っていた。





私が、逃げられないように。





宇「こうして授業サボって

2人っきりになるのも悪くねぇな?」



聞くのは、今かもしれない。



『あ、あのっ…宇髄先生』


宇髄先生の耳がピクと動く。








『私達って…




付き合ってるんですかっ??』


宇「………」



一気に静かになる部屋。


ドアから離れ宇髄先生は

奥の棚を漁り始めた。



一枚の紙を私に手渡す。



宇「鑑賞プリント、ちゃんと書けよ」

『え?あの、』



用具室を出て行こうとする

宇髄先生の大きな背中を見つめる。


答えはまだだ。



宇「なに地味につっ立ってんだ…。

授業、遅れんぞ」



その声色は不機嫌さを表していて

私の体は強張る。


…嫌われちゃったかな。やっぱり。



諦めて部屋から出る。

美術室に戻ろう。



すると、腕を掴まれた。




宇「………放課後、美術室な」

宇髄先生、他の子は。→←炭治郎くん達、おはよう。



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- ガンバレ (2020年8月28日 20時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - すっっっっっっっごく良かったです!これからも頑張ってくださいね! (2020年6月18日 21時) (レス) id: 21292abed1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - ありがとうございます。(*- -)(*_ _)ペコリ楽しみ待っています。 (2020年4月22日 4時) (レス) id: 691e85f6e3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼオ(プロフ) - ピノ助さん» ありがとうございます。゚゚(*´□`*。)°゚。 (2020年4月19日 18時) (レス) id: dea7ecbd36 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ロゼオさん» ええ、お任せください! (2020年4月19日 18時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピノ助 | 作成日時:2020年3月9日 13時

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