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天元様、緊張です。 ページ4

携帯で時間を確認すると

もうすぐ午後8時だった。




…家には私1人。




前世、16歳という若さで死んだ私。


今世ではまた

お父様とお母様の子供に生まれてこれた。

嬉しかった。


でも、令和って、忙しいみたいで。



パパもママも仕事でいない。


海外出張やらなんやらで

家にいるのは

一年で合計1週間とかそれくらい。


だから

キメツ町に元々所有していた

駅前のマンションに

私だけ引っ越してきた。



前までいた

お金持ちの子ばっかりのところは

少し、息苦しくて。







家族がいるって嬉しいけど、

寂しいのはもっと辛いんだなぁ。




伊「ねみぃ…」


伊之助くんがウトウトしていて可愛い。


みんな、前世と変わってない。




それは天元様も同じだけど

ちょっと独占欲が強くなった気がする。


だけど、私も二度と

天元様と離れたくないから

今世ではずっと側にいさせてください。



し「姉さん、もう帰ろう!

明日も学校なのよ?

カナヲも寝ちゃってるし」

カナエ「それもそうねぇ」


実「送ってく」



不死川様がカナヲちゃんをおんぶして

胡蝶様達と店を後にする。



そのあとも、ゾロゾロと

みんな家族が待ってる家に帰る。






店に残ったのは、

私と天元様だけ。







宇「帰る、か。

お前どこ住んでんの?」

『駅前のマンション分かります?

あそこに引っ越してきたんです』

宇「はっ!?

駅前って、あのたっかい

ド派手なマンション!?


すげーな…」



ま、どうせ1人で簡素なんだけど…。






宇「1人で帰るのか?

それとも、迎え呼ぶ系?」




天元様が目を輝かせる。


アレだな。

きっとリムジンとか想像してる顔だなコレ。



『1人です。


私、1人暮らしすることになって』

宇「ご両親は?

あ…、もしかして…」

『ううん。

今世では2人共元気ですよ。


…ただ、

お仕事が忙しくって』





パパとママの心配をしてくれるあたり、

さすがイケメンは違うって思う。


生まれ変わってもイケメンだ。




宇「車出してくるから待ってろ」



軽く羽織っていた上着を着て、

ジャラジャラ車のキーを回して

天元様は店から出て行った。


えーと。



送ってくれるのかな?

心臓もつかな?







しばらくして天元様が戻ってきた。


店の窓からは

天元様の車のオレンジライトが

チカチカ音を立てて光っている。



宇「行くか。

助手席座れ」


『お、お邪魔しま〜す』



て、天元様の匂いがすごい!!

天元様、なんて?→←愛する人、今度こそ。



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- ガンバレ (2020年8月28日 20時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - すっっっっっっっごく良かったです!これからも頑張ってくださいね! (2020年6月18日 21時) (レス) id: 21292abed1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - ありがとうございます。(*- -)(*_ _)ペコリ楽しみ待っています。 (2020年4月22日 4時) (レス) id: 691e85f6e3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼオ(プロフ) - ピノ助さん» ありがとうございます。゚゚(*´□`*。)°゚。 (2020年4月19日 18時) (レス) id: dea7ecbd36 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ロゼオさん» ええ、お任せください! (2020年4月19日 18時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピノ助 | 作成日時:2020年3月9日 13時

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