愛する人、俺が守る。 ページ28
昼に竈門たちが訪ねてきた。
アイツらにも態度はおかしかったらしい。
何かがあってからでは遅い。
前世で嫌という程思い知らされたことだ。
______放課後にいつも通りみんなに集まってもらった。
禰「む〜……」
炭「ヨシヨシ、大丈夫だ禰豆子。
Aから嫌悪の匂いは全くしなかったんだ。
その代わり…」
その時。
俺たちは美術室に集まっていたんだが、
美術室のドアが開いた。
開けたのはお館様。
現在は学園長だ。
呪いによる病にも侵されていないようで
綺麗な顔立ちに優しい笑みを浮かべるお館様。
小「お館様…?」
産「驚かせて申し訳ないね。
私も困惑しているから、話を聞かせてほしい」
悲「…お館様もお力添えをしてくださるようだ…。
私が話した…南無…」
そりゃそうだ。
無理もない。
大正時代に倒したはずの鬼舞辻が
人間となってやってきたのだから。
炭「Aってすごい優しい匂いがするんです。
もちろんそれも変わりませんでした。
変わった匂いは、2つ。
やはり無惨の匂いと、
申し訳のなさが前面に出てる匂いで…」
実「…やっぱり鬼舞辻絡みかよォ……。
ホントしつけェ奴だぜェ」
鬼舞辻の匂いってことは
鬼舞辻に会ってるってことだよな?
でもAが俺たちに冷たくする理由と
どう結びつくってんだ…。
産「今のところは私も原因は分からない。
調べてみるよ。
天元。
念の為、Aに会って来てもらえるかい?」
______そんなこんなでAのマンションへ。
何回インターホンを押しても出ねぇから叫ぶと
Aの声が聞こえた。
焦った声だった。
不安で開いてるはずもないドアを開けると、
なんとすんなりドアは開いた。
中では鬼舞辻がAを壁に追いやっていた。
Aの目が助けを求めていたから離した。
頼ってもらえたようで嬉しかった。
それなのに。
鬼「Aは私の婚約者だからだ」
Aが交換条件を鬼舞辻に飲ませ
2人っきりにしてもらった。
2人で抱き合って涙を流した。
宇「ふざけんな…!」
違う、Aにじゃない。
愛する人を守れない自分にだ。
Aは好きだと言ってくれた。
宇「俺だって、Aが大好きだ…」
俺にはコイツしかいない。
必ず、守ってみせる。
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無 - ガンバレ (2020年8月28日 20時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - すっっっっっっっごく良かったです!これからも頑張ってくださいね! (2020年6月18日 21時) (レス) id: 21292abed1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナリンスキー - ありがとうございます。(*- -)(*_ _)ペコリ楽しみ待っています。 (2020年4月22日 4時) (レス) id: 691e85f6e3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼオ(プロフ) - ピノ助さん» ありがとうございます。゚゚(*´□`*。)°゚。 (2020年4月19日 18時) (レス) id: dea7ecbd36 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ロゼオさん» ええ、お任せください! (2020年4月19日 18時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピノ助 | 作成日時:2020年3月9日 13時