美術教師は私依存症

愛する人、今度こそ。 ページ3

宇「……は？？」

善「いや、だから、ダメなの。

生徒と教師は交際しちゃいけないの。

分かる？

アンタよく教師になれたな」



俺はもちろん、

俺の腕にひっついているAも

衝撃の事実に開いた口が塞がらない。



Aも揃ったから

派手に放課後、

竈門達も招いて飲み会を開いた。



胡蝶 カナエが

「2人共、付き合っちゃうの〜っ？」

って当たり前のことを聞いてきたから

頷いただけなんだが

おかしいことはあるか？←




『そんな法律、聞いたことないよ…』

し「社会的な死が待ってますからねー。

特に宇髄先生に」

実「教師が生徒に手ェ出しただの、

色々言われるぜェ？」

『そんな…っ』




分かるぜ、A。


なんで社会に

俺のAへの愛を否定されなきゃならない。



いいだろ別に。



こんなに愛してるんだ。

この世にもう鬼はいない。


ようやく、Aと

一生を満喫できると思ってた。



それにAは可愛い。


それはもうド派手に可愛い。



前世でもメチャクチャモテてた。


今世でもモテないわけがねぇ。




悪い虫がついちまうだろぉがッッッッッ！！



宇「じゃあ、どうすりゃいいんだよ」



冨「……待ってやればいいだろう」

宇「？」




お前、俺らの心配より自分の心配だろ…。


PTAがやんややんや言ってんじゃねぇか。



冨「生徒と教師の関係がダメなだけだ。

Aがこの学園を卒業さえすれば

お前達は自由だ」




あ、そーゆーことか。




善「あ、そーゆーことか。

みたいな顔すんなよバカ教師…」

『あ、そーゆーことか〜！！』

善「うんうん、そうだね！♡

Aさんっ♡♡♡」




ほら見ろ。

早速、他の男が寄ってきやがる。






俺はもうAを離さねぇ。

俺だけのAだ。


もしまた生まれ変わっても

またAを俺の嫁にする。









…今度こそは、

俺が責任持って

全力で守るから。






腕にひっつく小さな可愛らしい手を

ゆっくり離す。


不安げな表情を浮かべるAだが、

俺からすれば

そんな表情も愛おしく見える。




Aの肩を抱き

俺の体とピッタリくっつければ

Aの子供ながらの体温と

俺の体温が混ざり合うようで

心地いい温度になる。


安心できる。





宇「Aが大人になるまで待つよ。

ただしお前ら。

Aは俺のだって忘れんなよ？


Aも、お前は俺のだからな。

忘れたら…お仕置きな？」

『は、はひっ…』



あ〜〜〜可愛い。

天元様、緊張です。→←愛する人、久しぶり。

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