美術教師は私依存症

善逸くん、いいよ！ ページ14

朝。

電車の窓を通してキメツ町の風景を眺める。

これが私の日課。


さすがに毎日これは暇だから

明日からは本を持ってこようかな。




胸ポケットのスマホが

ブルルッと揺れる。

マナーモードにしているので

バイブが鳴るのだ。


スマホの画面を見ると、LIMEの通知で

誰かからメッセージが来ている。




相手は［祭りの神TENGEN］。

天元からだ。





天元とのトーク画面を開く。






祭りの神TENGENおはよう




天元のLIMEを持っているのは

生徒で私だけ。

天元はカッコいいから

きっといろんな女子生徒に

LIMEを交換したい、と迫られるだろうに。


メッセージがきたことで

改めて、天元のLIMEを交換できたと

実感できる。




Aおはようございます!

祭りの神TENGEN今日美術の授業あるか?

Aないですー!残念…

祭りの神TENGENまじかー!地味だなw

祭りの神TENGEN今日、家行っていいか?

Aいいですよ!食べたいものあります?

祭りの神TENGENん〜…、お前かな

Aハイ、さようならー!笑

祭りの神TENGENウソウソwハンバーグとか食いたい!肉!

Aじゃあ、ハンバーグ作って待ってますね!

祭りの神TENGEN早く帰るからな

Aは〜い!!









会話が終了すると同時に

降りなければいけない駅に着いた。









無事に登校し、

炭治郎くん達とおしゃべりを楽しむ。



3時間目。

悲鳴嶼先生が入ってきた。


どうやら体育祭の出る種目を決めるそう。



善「俺、Aちゃんと

おんなじ競技に出たいな〜…なんて♡」

『いいケド？？』

善「え”！！？マジで！？！？

じゃ、二人三脚とか…！！」

『いいよ？』

善「ッッッしゃーーーーーーーー！！！


見たかよ炭治郎！！！

キタわッッッッッ！！♡」



私も、転校してきたばかりで

クラスの友達は炭治郎くん達以外に

少ししかいないから

善逸くんが誘ってくれて助かる。



伊「俺、Aと戦いてェ！！

オイ権八郎！！その競技出ようぜ！！」

炭「丁度二人三脚は2組だし、そうしようか」



私はパン食い競争にも出場することに。

先生達の借り物競争もあるみたい。



天元にも、教えよう！

煉獄先生、頑張りましょ！→←宇髄先生、嬉しいです。

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