美術教師は私依存症 (ページ1)

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愛する人、もう一度。ページ1

宇「あ～あ、ダリィな～…」

カナエ「あらあら宇髄くん。

ため息ついたら幸せが逃げちゃうわ～」

宇「とっくに逃げてるよ…」

大正時代、俺は鬼狩りをやってた。

今は令和時代。

中高一貫のキメツ学園で

ド派手イケメン美術教師として働いている。

あ！！違ェよ！？

大正からずっと生きてるわけじゃねぇから！

さすがにジジィになって

一回死んだわッッッッッ！←

んで、平成に生まれ変わって、

派手にガキからやり直したの。

他の奴らもそうだ。

しかもこの学園にみんな集まってやがる。

鬼ももういねぇから

みんなピンピンしてるぜ。

まぁ…、

鬼だった奴もいるが…、

普通に人間っぽいからセーフだ。

例えば、俺の横を通りすがった

生物教師の胡蝶カナエ。

3年の胡蝶しのぶの姉だ。

コイツも元々鬼狩りだった。

上弦の弐との戦いで

命を落としたが、

また妹とこの世に生まれ変わってきた。

竈門も、冨岡も、煉獄も、

みんなここに生まれ変わった。

しかもみんな前世の記憶を持ってる。

ただ１つ。

ずっと捜している奴がいる。

前世、4人いる嫁の1人で

俺が生涯愛した女。

A。

今だに会えていない。

どこにいんだよ。

みんなも絶対にAも

生まれ変わっているはずだと言っている。

お前を見つけ出したら

もう一度愛し合いたい。

どこにいるんだ…。

ガララッ

炭「宇髄先生！！！」

小「職員室に入る時の挨拶はどうした…。

ノックもせずに入るなど

社会人になって困るのはお前だぞ」

炭「す、スミマセン！！」

竈門炭治郎だ。

酷く急いでいるようだった。

宇「あーいいよ別に。

挨拶とかめんどくさくて地味だし。

…で、どうした竈門」

炭「き、昨日！！

俺のクラス！！筍組に！

転校生が来たんですけど！」

そういや昨日悲鳴嶼さんが言ってたな。

なんか言いかけてたけど

俺は急ぎの出張で

最後まで聞いてやれなかった。

宇「それがどうしたんだよ？

あっ！！

分かったぜ…！

お前惚れたんだろ！！？

なんだよ、そんな可愛いのかよっ？」

竈門の頭をグリグリ撫でた。

すると、

竈門は派手に顔を赤くして

首をフルフル横に振った。

炭「違います！！

…可愛いのは違くないけど！

今！！

教室にいるはずです！

Aさんが…！」

その名前は、

俺がずっと焦がれてた名前だ。