音柱は恋人依存症

みなさん、ありがとうございます！ ページ44

本部に行く際は

前もそうだったけれど、

禰豆子ちゃんのように

箱に入って、師範に担いでもらう。







宇「着いたぜ」


箱から出る度に思う。

『ね、禰豆子ちゃんて、

すごいですね……』


長時間ちっちゃくなって

箱に入っていると

どうしても体が痛くなる。

これを毎日している禰豆子ちゃんは

本当にすごいと思う。



宇「お前さ…、太った…？？」

『は……？


な、何を根拠に、

そんなことを……！？』


でも昨日牛鍋食べ過ぎたんだよね……。


宇「いや、そんな本気になるなよ…。

嘘だよ」


なんて嘘をつくんでしょう。

はー……。

良かったぁああ！！




無「宇髄さんてば、酷くない？」

『む、無一郎くん！！？』

無「可哀想に。

そんな奴とっととやめて、

僕に乗り換えてよ」


無一郎くんが来た。

会話を聞かれてただなんて、

恥ずかしい……。


宇「ガキにやるかよ。

コイツは俺しか眼中にねぇからな。

俺も派手にコイツしか

見えてねぇし！」


『や、やめて師範〜〜〜！！』



きっと今の私は顔が赤いだろう。

師範は人前で

嬉しいことを言ってくれる。




実「朝っぱらから

イチャついてくれんじゃねぇかァ」

甘「きゃああっ♡

2人を見てると

こっちまでキュンキュンしちゃうわ！」

し「いい加減にしてほしいですねっ」

小「見るに耐えんな。

いくら恋仲とはいえど、

お館様の庭でイチャついて

良いとでも思っているのか」

冨「(相変わらず元気で)良いことだ」

小「冨岡。

貴様は黙っていろ」

冨「心外…」


『皆さん、お久しぶりです！』


会うのは1ヶ月ぶりだろうか。





煉獄様は、まだ来ていない。




甘露寺様が駆け寄って来て、

私をキツーく

抱きしめた。


甘露寺様は見かけによらず

めっちゃくちゃ力が強い。


『く、くるし、』

甘「すごいわAちゃん！！

柱になったって聞いたわ！

おめでとう！嬉しいわ！！」

『あ、ありがと、ございます…！』

甘「可愛い〜〜〜！！♡♡♡」


ますますキツくなった。


意識が薄れてくる。


え、私、もしかして

このまま死ぬんじゃ…？？









煉「甘露寺！！離してやれ！

Aが苦しそうだ！！」

甘「え！？あ、あぁ〜〜〜！！


ごめんねぇ、Aちゃぁん！！」

『大丈夫ですよ〜』


甘露寺様がすかさず離した。



煉獄様が来た。

目を合わせると、

煉獄様は眉を下げた。



『煉獄様、ありがとうございますっ』

煉「A…」

お館様、御意。→←師範、やりましたね！

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