3話 ページ4
それからどのぐらい歩いただろうか
「ぜんっぜん!景色変わらない!!」
途中木の枝で模様を書きながら歩いたがひたすら、森。
「もう9時だし……このまま野宿するしかないのか?」
休憩のため木に寄りかかっていて、ふと思い出す
「そういえば、こういうとき鬼滅だと鬼とか出てくるよね………ま、いるはずないんだけどさ」
月の灯りがあるとはいえ、夜の森は暗い
「圏外じゃ鬼滅のグッズ予約できないし……はぁ…」
このまま私はここで人生が終わるのか…と絶望しかけたとき
「ここで何をしている」
なんかとっても聞き覚えのある声がした
顔をあげると
「え」
こちらを冷たい目と何を考えているのか全く分からない表情をしている
冨岡義勇がいた
「えっと……」
「…………」
コスプレイヤーの方かな?
でもさっきの声本当に冨岡さんの声だったし…声真似もできるレイヤーさんなのか?
「あの、ここって何県ですか?実は、私迷子でして…まさか完成度がすごく高いレイヤーさんに会えるなんて…」
「……………」
き、気まづい
最初のあの一言以来、何も喋ってくれないよ
変な奴だって思われてる…よね。
「お前は何を言っている」
「え」
「ここら辺の子どもではないのか」
「こ、子ども?」
「夜遅くにこんな所にいると鬼に喰われる。早く家に帰れ」
それだけいうと去っていこうとする冨岡レイヤーさん
「ちょ!ま、待って!」
「………」
「いろいろツッコミたいところはあるけど…まず私これでも18ですから!あと鬼って、そんな鬼滅の世界じゃないし本当にいるわけ…」
「………鬼はいる」
「ですよねー………えぇぇぇええええ!!??」
鬼がいる…!?どういうこと…!?
現実世界にいたの!?まぁ…昔いたっていう話は聞いたことあるけど令和の時代にいるわけないじゃん!
…………待てよ。
この人よく見たらウィッグじゃなくて地毛な感じするし、顔もそのまんまだし
「ま、まさか…………」
夢小説とかであるようなことが実際に起こるなんてありえない
でも、今の状況を整理するとそれ以外考えられない
「わ、私……」
目の前にいるこの人こそ確信にいたる証拠だ
「鬼滅の世界に……トリップしてる……」
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向日葵(プロフ) - 葵さん» 葵さん、ありがとうございます!映り方は偶然なんですよ…笑嬉しい言葉!ありがとうございます!! (2021年10月23日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 次の小説の移り方がとても凄かったです!それに、物語も違和感無いしとても読みやすかったです! (2021年10月23日 16時) (レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - イオさん» イオさん、ありがとうございます!!更新頑張ります! (2021年10月17日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 煉獄さんと夢主ちゃん幸せになって欲しいです😭続き楽しみにしてます!!更新頑張って下さい✨応援してます!! (2021年10月17日 15時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Riiさん» いえいえ!いつ視点を変えようか迷ってました…遅くなってすみません。。 (2021年9月1日 23時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年7月6日 23時