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20話 ページ21

「……………ん、もうこんな時間か」





集中して読んでいたら時間はあっという間に過ぎていた





「本をずっと読んでいるのも疲れるなー…水飲んでこよう」





さきほど煉獄さんに案内してもらったことを思い出しつつ、屋敷の中を歩く





「えっとー…たしか台所はこっちだったような」




「あ」




「あ」





角を曲がろうとしたとき、誰かにぶつかりそうになり思わず避ける





「千寿郎くん」




「こ、こんにちは」




「どうしたの?」




「Aさんにお茶とお菓子をと思いまして…」





な、なんていい子なの!!!




可愛いの塊だわ…





「わざわざありがとう!ちょうど飲み物が欲しいと思ってたところだったんだ!」




「本当ですか!?」




「うん!じゃあ…」





千寿郎くんが持っているお茶とお菓子が乗っているお盆を受け取ろうとするが





「お部屋までお持ちします!」





千寿郎くんがそれを拒んだ




貴方の弟は本当によく出来た子だよ…煉獄さん





「いや、それは申し訳ないっていうか」




「僕がやります!」





粘るものの、結局千寿郎くんが運んでくれることに





「ここに置いておきますね」




「本当にありだとう、千寿郎くん」




「これが僕の出来ることなので………!これは…」





千寿郎くんの視線が机の上に広げられている炎の呼吸の書物に移る





「さっき煉獄さんから渡されて、読んでるんだ」




「そうだったんですね…」




「千寿郎くんは読んだことある?」




「はい、あります。でも僕は…剣士の才能はないようでなかなかできなくて…」




「…………そっか」





原作だと千寿郎くんは剣士になれないんだよね…





「あ、そうだ!」




「どうかしましたか?」




「千寿郎くん、これ全部読める?」




「?はい」




「実は、私読めない文字があって…それを教えてくれないかなって…」





そう、順調に読んでいるかと思いきや




読めない漢字が多すぎて読むスピードがなかなか上がらない




私漢字苦手なんだよなー…





「Aさんのためになるのならいくらでもお手伝いします!」




「ありだとう千寿郎くん!めっちゃ助かる!」





こんなことならもっと漢字勉強しとくんだったな





「じゃあさっそく…これなんだけど」




「これは………」





千寿郎先生ご指導のもと、炎の呼吸の本を読もうの会(仮)がスタートした

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向日葵(プロフ) - 葵さん» 葵さん、ありがとうございます!映り方は偶然なんですよ…笑嬉しい言葉!ありがとうございます!! (2021年10月23日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
- 次の小説の移り方がとても凄かったです!それに、物語も違和感無いしとても読みやすかったです! (2021年10月23日 16時) (レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - イオさん» イオさん、ありがとうございます!!更新頑張ります! (2021年10月17日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 煉獄さんと夢主ちゃん幸せになって欲しいです😭続き楽しみにしてます!!更新頑張って下さい✨応援してます!! (2021年10月17日 15時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Riiさん» いえいえ!いつ視点を変えようか迷ってました…遅くなってすみません。。 (2021年9月1日 23時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年7月6日 23時

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