21話 ページ22
「よし、これで全部読めそう!本当に助かった!」
「お役に立てて良かったです!」
「もうそろそろ兄上が帰ってくる時間ですね。僕は夕食の支度をしてきます」
そっか、煉獄家の家事全般は千寿郎くんがやってるのか
「私も手伝おうか?」
「い、いいんですか!?」
「私もここに住まわせてもらってるからさ。出来ることはやらなきゃ!」
「では、お願いします!」
「まかせて!」
と、言ったはいいものの
私は料理が出来ないのだった
「Aさん!!指切れてしまいますよ!!」
「あああぁ!!」
千寿郎くんを手伝うどころか、迷惑をかけている
「あっつい!!」
「すぐに冷水へ!!」
めっちゃ迷惑をかけながら何とか出来た
「ごめん…私、料理苦手で……」
「そんな!謝らないでください!」
前の世界だと親がご飯を作ってくれていたし
一人だけの時も電子レンジがある
たまに母の手伝いをするぐらいで全く料理というものをやってこなかった
「料理も経験ですから!Aさんも何度もやっていくうちに上手になります!」
「経験かー…」
自分の作った料理を見る
千寿郎くんから任せてもらった卵焼きは黒く、形が歪だ
「よし!これから毎日千寿郎くんのお手伝いする!」
「え!?」
「そうすればいつかできるようになる!……と思う」
一日一回でも包丁に触れておくだけでも違うだろう
煉獄さんが食べるのに、こんなみっともない料理なんて出せない!
「僕もお手伝いします!」
「よろしくお願いします、先生!」
私、千寿郎に教えて貰ってばっかりだな
ちなみに、帰ってきた煉獄さんは
私の卵焼きを食べて
「焦げているところもうまいな!」
と、綺麗に食べてくれた
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向日葵(プロフ) - 葵さん» 葵さん、ありがとうございます!映り方は偶然なんですよ…笑嬉しい言葉!ありがとうございます!! (2021年10月23日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 次の小説の移り方がとても凄かったです!それに、物語も違和感無いしとても読みやすかったです! (2021年10月23日 16時) (レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - イオさん» イオさん、ありがとうございます!!更新頑張ります! (2021年10月17日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 煉獄さんと夢主ちゃん幸せになって欲しいです😭続き楽しみにしてます!!更新頑張って下さい✨応援してます!! (2021年10月17日 15時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Riiさん» いえいえ!いつ視点を変えようか迷ってました…遅くなってすみません。。 (2021年9月1日 23時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年7月6日 23時