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37話 ページ39

過去編 煉獄side



「ガァァァアアア!」





暴れ回るAを離さないように腕の力を強めながら何度も呼びかける




胡蝶はそんな俺たちを真剣に見守っていた




その手にはいつでも刀を抜けるようになっている





「グルゥゥ……!」





しばらくするとだんだんAが大人しくなってきた





「……………キ……………ウ」





何かを言っている





「………A?」





その時顔を見てようやくAが泣いていることに気がついた





「………キョ…………ロウ」





微かに聞こえる声で、俺の名前を呼んでいることが分かった





「俺はここにいるぞ、A!」





そういうと、シューッと身体が小さくなり、鋭く伸びていた爪や角は消えた





「………おかえり、A」





そのままAは俺の中で静かに眠っていた





「煉獄さん、大丈夫ですか?」




「うむ!問題ない!」




「煉獄さんがいなければAさんは戻っていなかったかもしれませんね…」




「いや、俺がいなくてもきっとAは鬼に負けなかっただろう!それより胡蝶!斬らずにいてくれて感謝する!」




「いえ、私もお二人を信じているので」




「Aはこのまま俺が運ぼう!胡蝶は負傷した隊士たちを頼む!」




「はい」





Aを起こさないようにゆっくり姫抱きにする




よく見ると裸足でところどころかすり傷ができている





「…スー………スー……」





当の本人は気持ちよさそうに眠っている





「フッ…」





その寝顔をとても愛しく思った

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向日葵(プロフ) - 蒼月さん» 蒼月さん、暖かいコメントありがとうございます!ここ数日ずっと体調を崩しておりまして…早く治すためにもちゃんと休みたいと思います。更新を今しばらくお待ちいただけたら嬉しいです! (2021年4月3日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 体調は大丈夫でしょうか?更新のことはお気になさらず、身体第一でお過ごしください。元気になられたときの更新を楽しみにしています! (2021年4月3日 22時) (レス) id: 7c0c835b83 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 衣世さん» 嬉しいお言葉です……どうしても可愛い煉獄さんを書きたくなってしまいます…笑 (2021年3月28日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
衣世 - 私も向日葵さんの小説読むと、顔がニヤケちゃいます(*´-`)煉獄さん可愛いなぁ☆ (2021年3月28日 9時) (レス) id: 8b5abcedbd (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きゃんぱすのーとさん» 私の書く煉獄さんはこうなってしまいます…笑更新頑張ります! (2021年3月16日 1時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年3月6日 18時

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