南沢篤志は危険人物―○○○○ＧＯ

〓恋の余裕〓 ページ17

南沢「それ、どういう意味？」

一気に南沢の顔つきが変わる。

A「だって、南沢っ・・・急に優しくするし、よく笑うようになったし・・・・・いつもの南沢じゃないみたいで・・・・っ///」

１粒の涙がこぼれた。
悲しかったのかな、悔しかったのかな？
まだこの気持ちになかなか終始符は打たれなかった。

南沢「不安になって・・・・・嫌になったわけ？」

コクコクとうなずく。もう言葉がでないくらい混乱していた。

ふわっ・・・・・・

いきなり包まれる。

―――――――――――――南沢の腕に。

A「み、なみ・・・さわっ・・・・・」

優しく、軽く、包まれるように抱きしめられる。

嫌だと思えばつきはなせれるし、逃げることもできる。

こんな南沢嫌だったのに・・・・・・離れられない・・・・


南沢「余裕ないんだよッ・・・・！///」

A「へっ？」

南沢から突然はなたれた言葉に動揺する。

南沢「お前のこと好きで、毎日一緒にいるんだぞ？
お前は楽しくなかったかもしれないけど、俺は精一杯で、
・・・・嫌われないように・・・・・って！」

南沢の本音が次々とでてくる。

ああ、この人は自分なりに考えてくれたんだ。

そこも含めて南沢は変わってなかった―――――――――――

腕はまわされたままで、私も南沢に腕をまわした。
このとき気持ちとか関係なくて、ただただ体が動いた。


「恋」の「余裕」って難しい。


人をこんなにも駄目にさせる。


腕をはなすと南沢は不敵に笑う。

こいつ、また何か・・・・・・・・・・・！

南沢「これからは『俺らしく』？遠慮なく行くからな(黒笑」

A「なっ・・・・！？///」

南沢「優しくされると不安になるもんな？そんなに攻められたいとは・・」

A「だから、違っ・・・・・・！///」

南沢「AのドＭ。」


A「ふざけるなーーーーーーーーーっ！///」

こんな南沢は南沢で結構大変だけど、
やっぱりこっちの南沢が私には合ってるようです。


だけどまだ分かりません。


・・・・・・・・だって、


こんなやつ好きになれるわけないじゃない！

〓ゲーム〓→←〓嫌〓

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す