偽笑い ページ1
私は昔から。
嘘をつくのが得意だった。
親も。先生も。友達も。
皆皆騙せた。
ありのままの自分を隠し。
自分という人を演じる。
私は障害者。
世間のゴミ。
いらない子。
発達障害。
そう私は注意欠陥・多動性障害だ。
小さい頃から言いつけを守らなかった。
怒られても同じことを何度も何度も繰り返し。
同じことを繰り返し怒られる
「なんで!?どうして言ったことを守れないの!?
謝って!謝れないなんて人間じゃない!動物以下よ!」
こう言われるのも同然。それだけ母を怒らせることをしたのだろう。
何をしたのか。それは明確じゃない。これはすごく幼いときに記憶だ。
でもはっきりとこう言われ。
謝らなかった理由もはっきりと分かる。
謝るくらいじゃ足りない。
「死にたい。」
小さいながらそう思った。
虐待されてるわけではない。
温かい布団。
温かい部屋。
温かいご飯。
温かい愛情。
温かいお風呂。
可愛いお洋服。
すべて揃ってる。
両親は大好きだ。
だがたまに。
「なんで妹にも弟にもできることがあんたにできないの!?
一番上でしょ!?
一番上が一番手がかかる。」
ごめんね。
正直。正常な妹、弟が羨ましい。
私もそこまでひどいわけじゃない。
だから辛いのだ。
ひどくないから。
普通だと思われるから。
皆の当たり前に追いつくまでに
すごくすごく努力をしないといけない。
でもそれは当たり前だから認めてもらえるわけもない。
見た目は普通なのだ。
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作者名:☆ | 作成日時:2023年1月15日 21時