いざ、サプライズ ページ5
マネージャーについていくと、裏口の様な所に案内された。
こんな所にドアがあったのか！
「ここからなら、きっと気付かれません。あ、ここ普段使ったらダメですよ。段差、気をつけてくださいね。」
『りょーかい。』
入るとマネージャーに「一応」と帽子を被せられた。そして普段は使われない非常階段を使って上がる。
「つきました。あの会議室に皆さんいらっしゃいます。では、これから作戦を言うのでよく聞いてくださいよ。」
マネージャーは会議室を指差しながら言った。
マネージャーの作戦とはこうだ。
SEEDsのみんなとの会議には自分も同席する予定なので、その時に「今年はある方に参加していただく」と切り出す。入ってもいいタイミングになったらLINEを入れるのでドアの前で待っている事。入る時は配信の挨拶である「こんがり！」で入る。
中々面白そうな作戦で胸が弾むのを感じた。
とりあえずマネージャーが先に入り、全員いるのを確認したらLINEするのでそれまでは階段にいて、確認後にドアの前に移動しろという事だ。
マネージャーが行ってからも、私はワクワクとスマホ片手に隠れていた。
ところが…。
「あの、何してんですか？そんなとこで。」
頭上から聞き覚えのある声が聞こえる。恐る恐る振り返ると…
『…緑くん…。』
そこにいたのは、同じSEEDs一期生の緑くんだった。いやなんで非常階段なんか使ってるの…。
私も人の事を言えない立場ではあるけど。
緑くんは私を見ると物凄く驚いた様な顔をした。
「え、A！？！？！！？！？？」
『ちょ、緑くん！シーーッ』
慌てて私は緑くんの口を抑える。緑くんも声を潜めて私に言った。
「なんでここにいるの？ていうか何で連絡返してくれなかったの？いや、なんで配信してなかったの？ずっと心配してたんだけど！」
一気にまくし立ててくる緑くんは、目に涙を溜めている。
そう、私はSEEDsのみんなには言わないで欲しいと頼んでいたのだ。心配されたくなかったから。
でも逆に、心配させてしまった…。
『ごめんね。その事についても後で話すから！とりあえず今はサプライズなの！』
私は計画の事を話すと、面白い事が大好きな緑くんは「任せろ」と言って、会議室に入って行った。
ついでにマネージャーに「ごめん、緑くんに見つかったわ笑」
と送ると、
「後でまたお話ししましょう」と返って来た。
いやあ、怖いなあ。
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siuuuu(プロフ) - 更新ほんと有難うございます！作者さんの環境に合わせて無理しない程度に頑張ってください、これからも応援しています‼ (2022年1月4日 17時) (
レス) @page15 id: 5422783ead (このIDを非表示/違反報告)
みかんゼリー(プロフ) - ……ひそかながら、チラチラと見に来て、、更新されてないかなと楽しみにしていました！……。更新されるのであれば、楽しみに待ってます！！ (2022年1月3日 23時) (レス) id: aa26bee9dd (このIDを非表示/違反報告)
幽月妖魔 - 続きがみたいです... (2021年8月3日 10時) (レス) id: 58e7ba3dde (このIDを非表示/違反報告)
る - あ…(死亡)んゆ…ｽｷﾃﾞｽ… (2021年6月29日 17時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁乃 | 作成日時：2021年6月5日 21時
