10 F ページ10
太輔 side
北山の入れてくれたココアを飲んで
ほっこりしながら北山を見ると
···目が合った
「あのさ、さっきの話なんだけど」
「う···うん」
いつも以上に真剣に言ってくる北山に、
焦って返事をした
「俺、お前の寂しい思いしてる時、
傍に居てあげたいんだ」
···傍って···傍だよね?
それは、メンバーとして···じゃないよね?
今までみたいに···じゃないよね?
頭の中は真っ白···
俺はずっと北山を見てきた
いつも、北山をカッコいいなって思ってた
俺がもし、女の子だったら
北山みたいな人の恋人になりたいって···
そんな事言ったら、笑われるって思って
誰にも話した事はなかった
北山が傍に居てくれる···?
俺が寂しい時に?
頭がパニック状態の中···
「俺、藤ヶ谷の事が好きだ」
エコーがかかったように聞こえる、その台詞···
ー···俺の事が好き?
俺の事を、北山が好き···嘘でしょ···
だって、俺、北山の事憧れてたんだけど、
今日だって北山にド〇〇キさせられて、
この気持ち、何だろうって思って
繋いでた手、離した時、寂しいなって思って···
俺が色々考えてるのを、
北山は黙って待っていてくれた
「···あっ、き···北山···俺···」
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作者名:姫毬 x他1人 | 作成日時:2019年12月29日 0時