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「お前だよ」
もうそろそろ気付けよ?藤ヶ谷、
「気になる奴って、藤ヶ谷の事だよ」
「···え?」
「···俺が見てんの、全然気づかなかっただろ
藤ヶ谷、お前さ、
ずっとキングで居るのツラくねぇか?
1人で頑張るのしんどくねぇか?」
「······北山、何で···」
「そんな事、
俺が気付いてないとでも思ってた?
どんだけお前の事見てたと思ってるんだよ」
「···だって、「俺は勿論、キングのお前も
いちごみるくを飲むお前も···好きになったんだ、
全部を受け止めてあげたいって思ったんだ」
「···だって、俺···キングでいなくちゃ····」
「それは分かってる、
俺と2人の時はキングじゃなくていい」
「だ···だって、俺男だよ」
「わかってる」
「俺、胸ないよ」
そこ?(笑)
「俺、結構わがままだよ」
「知ってる」
あー···っと、藤ヶ谷が泣きそうになってる
「俺、独占欲強いよ」
「それは、俺も一緒」
「き···北山が他の人と仲良くしてたら拗ねるよ」
「一緒」
コーヒーをテーブルに置き、
藤ヶ谷が握りしめているココアも置く
そして藤ヶ谷の方を向き、
藤ヶ谷をこっちに向かせる
もうー···涙零れちゃうんじゃねぇの?
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作者名:姫毬 x他1人 | 作成日時:2019年12月29日 0時