深夜の小話 ページ49
ゆらゆら、ふわふわ
きらきら、さらさら
波に揺蕩う夢を見た。
熱いほどの日差しを照り返して銀色に輝く水面。
優しく溶かされるような微睡みの中で、何かが私に触れる。
ひんやりして心地よいそれは、一体誰のーーー
「んん…。何時…？」
喉の渇きを覚えて目を覚ます。
陽はとうに暮れ、暗闇と静寂が広がっていた。
時刻を確認しようにもこう暗くては何も見えない。
灯りをつけて確認すれば、今は既に夜中だった。
(メモ？)
ベッドサイドにあったメモを読めば、恐らくレオの字で。
よく寝ているので起こさなかったと書いてあった。
夕方頃から今まで寝ていたとなると、相当な時間だ。
(あ、熱下がってる)
すっかり軽くなった体を少し動かす。
しかし相当汗をかいたようで、ベタつきが気になる。
(シャワーしよ、この部屋にもあるよね？)
自室とは若干異なる配置なものの、探せば目当てのものは見つかった。
さっと汗を流して部屋に戻れば今度は胃が主張をする。
(おなかすいた…でもこんな時間に…)
しかし空腹を訴える体には逆らえず、厨房へと向かう。
途中、執務室から明かりが漏れているのを見てフエゴレオンがまだ起きている事が分かった。
厨房は夜中に帰還する者のために、簡単なものなら用意できるようになっている。
すぐに作れるあっさり目の野菜スープを食べ、ひと息つく。
(団長、まだ起きてたなぁ…)
明け方まで数時間。
昨晩も寝ていなかった様子だった事が気に掛かる。
(夜は少し冷えるし温かいお茶と、つまめるものでも)
甘えさせてくれた、優しさのお礼に。
お盆にそれらを乗せ、Aは執務室へと向かった。
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
