三十七話 ページ38
一｢うわっ……古くさ……｣
商品として置いてある2Bの鉛筆が入った箱はホコリを被っている。
貴｢でも、結構な量入ってる……1ダースよりかは入ってるねこれ…｣
一｢なんか見た目地味だけど使いやすそう。｣
貴｢シャーペンは分かるけど鉛筆に使いやすいとかあるの？｣
一｢あるんじゃない？｣
貴｢分かってないんだ。｣
私は一松に苦笑いを返す。
貴｢何円だろ。｣
値札を見ると100円と書いてある。
意外に安かった。
って言っても鉛筆買いに来たわけじゃないから買わないけど。
貴｢ノート…ノート……あ、あった｣
ホコリを被っているが普通の使いやすそうなキャンパスノート。
値段は……100円…
また思ったより安かった。
と言うか安すぎないか？
一｢うわ安……｣
貴｢ノート2冊くらい買っちゃう？｣
一｢別にどっちでも。｣
『じゃあ買う』と2冊ノートを手に取り、奥の古びたレジへ行く。
服のポケットから財布を出そうとすると一松が
一｢俺でも一応これくらいなら金あるから｣
と代わりに財布を出した。
レジには優しそうなおばあさんがいて、会計をしてくれた。
店を出て、他愛もない話をしながら帰る。
家に帰ると、六つ子の全員がちゃぶ台の周りに正座で座っていた。
ちゃぶ台の上には和風なご飯が置いてある。
ご飯の準備早っ
お｢おかえりー｣
カ｢おいおそ松…｣
カラ松はおそ松に軽く叱って、私に『ごめんな』と言った。
……何が？←
ト｢あー。カラ松兄さん、A分かってないから謝んなくていいと思うよ？｣
トド松からその言葉が出ると、みんなは正座をやめて楽な座り方をした。
無理して正座する理由ないでしょ……
チ｢あ、遅れたけどおかえり。｣
十｢おかえりなっさーい！｣
一｢ただいま。｣
貴｢ただいまー｣
カ｢もう夕飯出来てるぞ。早く食べないか？｣
貴｢そうだね〜｣
ちゃぶ台を7人で取り囲んでご飯を食べる。
お｢あ〜彼女欲しい〜！｣
チ｢なんでご飯食べてる時にその言葉が出るんだよ！｣
お｢うるせぇシコースキー！｣
チ｢シコースキーって誰だよ！｣
お｢お前だよ！｣
チ｢違ぇだろ！｣
ご飯中にもかかわらず2人は喧嘩を始めた。
貴｢…トッティ今スマホある？｣
ト｢あるけど〜？｣
貴｢この二人の喧嘩撮っておいてくれない？｣
ト｢なんで？｣
貴｢あとから自分が喧嘩してるとこ見ると結構恥ずかしいから2人に見せてあげようかと｣
ト｢それいいね〜 やろやろ｣
そうして録画を開始した。
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七香(プロフ) - Kaylaさん» ありがとうございます！長らく投稿できてなくてほんとうに申し訳ない……！ (2020年10月29日 20時) (
レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
Kayla(プロフ) - 好きだわぁ (2020年10月23日 22時) (レス) id: d95ae3be52 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - カトッティさん» おそ松さん面白いですよね！この作品見てくれて嬉しいです！ (2020年3月10日 9時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
カトッティ - 小５(新小6）です！おそ松さんって面白いよね！ (2020年3月9日 10時) (レス) id: 34b53ab7a7 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - ことみさん» 神なんてそんな…！お褒めの言葉、ありがとうございます！更新、できるだけ頑張るので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年7月31日 13時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七香 x他1人 | 作成日時：2019年4月4日 19時
