二十七話 ページ28
私の唇にふわっとした何かが触れる。
その行為が何か、私はすぐにわかった。
一松の顔が離れて目が合うと、元々真っ赤だった顔がさらに真っ赤になる。
貴「…はぁ…」
一「な、なんで溜息…何？俺みたいなゴミとキ…キスするの嫌だった？」
貴「なんで言葉に表せなくてこんな大胆なことは出来るのかなって考えてたら溜息出たわ…」
私は不意に襖の方へ目をやると、顔の引いてきた熱が少し戻った。
貴「…ちょ、一松！」
一「な、に…」
一松も気付いたようだ。
銭湯に行っていた5人が帰ってきていた。
貴「い、いつからそこに…」
お「一松がAを押し倒したとこくらい」
一「結構前じゃねえか」
貴「…5人とも？顔が…怖いんだけど…」
みんな真顔でこちらを見てくる。
あの十四松でさえも口を閉じて瞬き一つせずにこちらを見ている。
一「…何が言いたいのさ」
ト「いや、一松兄さんが僕達より一個上の人間になった事に少しイラッときて」
カ「もう1発くらいヤったんだろう？」
貴「やるって何！？意味深だからやめて!?」
十「でも、僕達からしたらキスしたら童貞卒業って言ってもいいよね。」
チ「僕達の前でイチャつかないでくれる？僕仕事の邪魔なんだけど。」
ト「…ライジング来たー」
お「マジでライジングシコースキー」
カ「ライジングシコースキーだな。」
十「ライジングシコースキー。」
あの冷たい視線がチョロ松の方へ行く。
チ「だからライジングシコースキーって誰だよ！」
お「まぁいいや。付き合うのは勝手だけどさ〜。気が向いたら俺たちともちゃんと向き合ってよ。」
貴「私は永遠の一松推しだから。」
一「推しって何…怖っ…」
十「一松にーさん！」
一「何」
十「今更だけど、こんなに可愛い子と付き合うんだからさ、戒めないと」
戒め!?
一「はっ…！」
十「僕も手伝うよ」
一「A、ちょっと十四松と出かけてくる。」
貴「いやいやいや！」
一「何。」
貴「何じゃないよ！戒めって聞こえたよ!?戒めってアレでしょ!?夕ご飯が焼肉の時の…」
一「それも知ってんの…」
貴「兎に角、私みたいな女が彼女になっても戒める必要ないから！そんな幸せなわけないもん！」
一「幸せだから言ってんの！」
お「おいおいー夫婦喧嘩はよせよ。もう寝ようぜ？」
貴「まだ夫婦じゃないし。」
一「まぁ確かに寝る時間(十時)。寝るか。」
それから2階に行き、布団を敷いてすぐに寝たのであった。勿論私の寝る場所は一松の隣だ。
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七香(プロフ) - Kaylaさん» ありがとうございます！長らく投稿できてなくてほんとうに申し訳ない……！ (2020年10月29日 20時) (
レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
Kayla(プロフ) - 好きだわぁ (2020年10月23日 22時) (レス) id: d95ae3be52 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - カトッティさん» おそ松さん面白いですよね！この作品見てくれて嬉しいです！ (2020年3月10日 9時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
カトッティ - 小５(新小6）です！おそ松さんって面白いよね！ (2020年3月9日 10時) (レス) id: 34b53ab7a7 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - ことみさん» 神なんてそんな…！お褒めの言葉、ありがとうございます！更新、できるだけ頑張るので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年7月31日 13時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七香 x他1人 | 作成日時：2019年4月4日 19時
