0.5℃ . 【2】【YG】

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“今日は皆と飲んでから帰るね！”






なんてホソクからのカトクを覗いて、


少し腫れた目のまま家へと帰る。







『……………すき、だったなぁ、』







あのピアスなんて、


とっくのとうに捨てたか


何処かで埋もれていると思ってた。








『………ばかだなぁ、ほんとに、』





そうやって呟いても、




不思議と

さっきのように涙は出なくて、



ただ、静かで空っぽな空間が


待っているだけだった。





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ソファに座ってテレビを見ながら

ぼーっとしていれば、


スマホの通知音が鳴った。



ふと時計を見れば、

帰って来てから、二時間が経っていた。




“あ、もう帰るね、”



いや、速すぎるよ。




“まだ飲んでて良いのに、”



と送れば、




“んーん、もう帰る〜”




と直ぐに返信がきた。





なんだか

メンバーさん達との時間を

無くしてしまったようで申し訳ないけど、





……少しだけ、



早く切り上げてまで、家に帰ってくるのが



嬉しいと感じてる自分がいた。





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