頼る ページ12
(たしかに今日は落ち込むことはありました。
公園のベンチでそう素直に言うと、うんうん。それで?とあいずちを打ってきた
(ただそれどけです。
お(っておい!肝心の内容がないじゃん!!
(...え、内容言わないとダメ系ですか。
お(んー、ダメじゃないけど...まぁ、そんなに嫌な事だったんだね...ほい!
(...は?
ほい!といってこの人は両腕を広げてきた
抱きつけという意味なのかな
お(いや、ハグ。
(正気ですか。
お(だって、言えないくらいきついことがあったってことだろ?なら、ハグだろ
そんな意味でハグってこの人の考えはほんとに分からない
おまけにハグするとストレスの30%は消えるんだぜ?なんてアホらしい
でもそんなアホらしさが
今の私には
必要みたいだ
((ムギュッ))
私がハグをすると、この人はゆっくりと私を包み込んだ
おまけに撫でてくれた
久しぶりに人の温かみを味わい、心がほかほかした。
と同時に涙が出た
鼻水をすする音がすると、
お(大丈夫...?
と顔を見ようとしたが、私はすかさず離さなかった
うお、と声をあげると私は
(すみません...もう少しこのままでいいですか。
と言った。
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