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五色side
放課後になり、俺は体育館へと急ぐ。
そこには、既に三年生の数人が集まっていた。
『チワッス！』
「おー、五色」
ふと、俺は壁に寄り掛かっている天童さんが目に入る。
昼は下げていた髪の毛は、再び立ち上がっていた。
『天童さん、髪の毛また上げたんですね！』
「･･･ん？またって？」
『え、だって昼に会った時は髪の毛下ろしてたじゃないですか』
そう言うと、「･･･え？昼？」と不思議そうに眉をひそめる。
両サイドにいる瀬見さんや牛島さんも同様、不思議そうな顔をしている。
「え？俺、ツトムとお昼に会ったっけ？」
『ええ？会いましたよ、一年教室前の廊下で』
んー？ともっと眉をひそめて首を傾げる。
･･･あれ、俺昼に会ったよな？
「天童は昼、ずっと俺たちといたぞ？なぁ若利」
「あぁ、教室を出た時からずっとだ」
『ええ！？』
「そうだよネェ」と頷く天童さん。
え、じゃあ俺が昼に会って話しかけたのって
『･･･だれ？』
サー、と顔から血の気が引いていく。
でも俺は絶対に会って話したハズ。
グルグルと答えの出ない思考が俺の頭を満たしていく。
『･･･も、もしや、ユーレイってやつ･･･！？』
「はー！？ンなワケないだろ何言ってんだよ工」
そう言っている瀬見さんの顔も青白いが。
すると唸っていた天童さんが声を出した。
「その昼に見た俺ってさぁ、カフェオレ飲んでなかった？」
『あ、飲んでました』
「あーやっぱり？じゃあソレって･･･」
と、天童さんが続きを話そうとした時、ガタガタッと体育館のトビラが音を立てて開いた。
そこには、息切れしている山形さん。
「おい、コラ！暴れんなって！なぁ聞いてくれよ皆_____ 」
山形さんが半分だけ扉から体を出してこちらを振り向く。そして、天童さんを見た瞬間、硬直した。
「･･･え？天童？」
「そうだけド」
「え？え？ちょっと待て、え？」
明らかに困惑している山形さん。
俺や先輩方も頭にハテナマークを浮かべる。
山形さんは困惑した、それでいて青白い顔をしながら誰かを引きずりながら入って来た。
「え？じゃあ、コイツは･･･
だれ？」
山形さんに引きずられて体育館に入って来たのは、
『あ"っ』
「は！？」
「･･･あー、やっぱりネ･･･」
「なにすんですかっ･･･！」
俺が昼に会った、天童さんだった。
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緋色(プロフ) - カフェオレマンに笑った (11月18日 16時) (
レス) @page31 id: 97dd8743d7 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 舞さん» 早速リクエストありがとうございます！！承知致しました！！ (2018年11月20日 19時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - リクで、聡が子供になっちゃってみんながメロメロに…！的な展開が見てみたいです！お願いします！ (2018年11月20日 2時) (レス) id: 61de501e96 (このIDを非表示/違反報告)
綿(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます！！頑張りますー！！ (2018年11月20日 1時) (レス) id: 57f02aab48 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿 | 作成日時：2018年7月2日 20時
