天童、弟いるってよ。【ハイキュー】

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貴方side





あの後、烏野のマネージャーさんとも合流した。
･･･のだが。





「ひィッ、こっこんなイケメンさんの近くにいたら殺される･･･！」


『えっいや、あの』


「はぁぁあゴメンナサイ！！地に埋まってお詫びします！！」


『挙動不審とビビリが合わさって具現化したみたいな人だね』





烏野の１年マネージャー、谷地仁花さん。
ネガティブと恐怖が手に取るようにわかる。

烏野のもう一人のマネージャーは美人な清水潔子さん。
『潔子ちゃん』て呼んだら「カワイイ･･･」って呟いてた。


190越えの男が可愛いってどうなんだろう。


にしたって、目先の問題は谷地さんの俺に対する恐怖心だ。
この調子で行くとものすごく気不味い。

えっどうしよう･･･？取り敢えず餌付け･･･？？





『谷地さん、これあげる』





そう言って手渡したのはカフェオレ味のあめ。
「思考が５歳児･･･！」とかってかおりちゃんが後ろで呟いてたけど聞こえないフリをかまします。

谷地さんは最初こそビビってたものの、俺の顔と差し出されたあめを交互に五回くらい見た後





「あ、ありがたく頂戴させていただきます･･･！」


『あっハイ』





ものすごーく慎重に俺の手からあめを取っていた。
その顔は正に珍獣を捕獲するハンターのあれ。





『あ、俺、同じ部活に兄がいるんで、名前で呼んでもらえると嬉しいです』


「なま"っ名前呼びデスカっ･･･
がばっ、頑張りますっ」





谷っちゃん、噛み倒すなぁ。








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