マヨラー補佐の思い

episode１ ページ2

〜新選組屯所・自室〜

穏やかな風が木々を揺らし、心地よい日差しが室内を照らしている。

任された書類と睨めっこを初めて二時間。

ようやく終わりが見え始めた。

──ふぅ。これで任された書類はこれで終わり。

総悟の始末書が大半だったけど……まぁ、いつもの事だし、今さらどうこう言っても色々と手遅れな気がして結局何も言わないでいる。

それにしても、ただでさえ評判悪いのに局長であるはずの近藤さんは気にしてる様子ない。さらには汚名返上するどころか、お妙さんの所にストーカーしに行く始末。

約一年勤めてるけど全く進歩がない……本当に大丈夫なのかな？この組織。


おっと、そろそろ見回りに行く時間だった。

早く土方さんのところに行かないと。

身だしなみは……良し！

書類も……大丈夫！

刀は……よし！……使ったことないけど。


さて、そろそろ行こうかな。

遅くなると土方さんに迷惑かけちゃうし、遅刻なんてしたら切腹だ……

私、まだ死にたく無いからね！

さぁ、今日も頑張ろう！



　


　 ──皆のために──

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