【ツイステ】ハートの女王に憧れた少年とアリスに憧れた少女 (ページ19)

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Episode17 少女の光ページ19

【リドルside】

誰も。誰もわかってくれなかった。

暗い暗いクライ

僕が今まで頑張ってきたことは？

無かったことになるの？

嫌だ嫌だイヤダ

あぁ。どんどん沈んでいく。

黒い黒い感情に

誰か……。たすけて……。

『リドルッ！』

リドル｢っ！｣

いつしか聞いた鈴のように高い声。
顔をあげれば暗い中でも濁らず綺麗に見える薄い金髪
この黒を全て消し去ってくれそうな
透き通った水色の眼

リドル｢A…？なんでここに…｣

嬉しかった。けど、悲しくなった。

彼女も僕を否定した1人だったから。

彼女はもう僕の事を友達として見てくれていない。

彼女は言った。

『リドル、会いに来たよ。今まで、ごめんね。』

会いに…来た…。

リドル｢A…！A…！！僕…もう嫌われたのかと……もう友達じゃなくなったのかと……！！｣

彼女は語った。
自分は今までずっと逃げてきたんだと。

僕は逃げずにずっと耐えてがんばっていると。

自分は僕の事を線引きして分かろうとしなかったと。

僕はAの事を分かろうと何回も声をかけて会いに行ったと

そして、

今までごめん今度は私から会いに来たよと。

Aは…僕の事をそんなふうに思っていたのか。

分かってくれたんだ。

そう思うと涙が止まらなくて。

会いに来たよ

その言葉がすごく嬉しかった。

彼女はその後、『友達は困った時は助け合うんだ』と言った。

まだ友達として見てくれている

けど不安だったから実際に聞いた。

リドル｢僕はまだ…ッAの友達でいていいの？｣

彼女は言った。

『私の方こそ…。まだ友達でいてくれる？』

嬉しかった。友達として見てくれている。
その事実が嬉しくて。
今まで溜め込んできた黒が晴れた気がして。

心の底から感じた暖かさにまた涙が流れた。

彼女は僕の返事を聞けば満面の笑みになって言ったんだ。

『さぁ、帰ろう。リドル！』

僕はまた君に救われたよ。

ありがとう

彼女は僕の光になってくれた。

ーー
【監督生side】

どうしよう…、Aちゃんもリドル先輩もまだ見つからない。

みんなが未だに見つからない現実に焦りだしたその時

ピカーーーーーッ！！！！！！

監督生｢うわっ！眩しッ！！｣

ーー
どうも！かたつむです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

今日は学校がお休みなので更新バンバンしていきますよ～！！(*´▽｀*)

Byかたつむ(2020/06/12)